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パワプロクンポケット6 part25-160~162・177・186・226~238・244・247 160 :パワプロクンポケット6:2006/09/09(土)16 18 29 ID wB0Qxgnx0 真夜中、突然ビル街に現れる光の玉。 「ふうー何度やっても時間をさかのぼるのはつらいなあ。」 煙とともに姿を現す主人公。 山田(パワポケ4、日の出島に登場するメガネ一族)のチラシを見た 主人公は、野球がしたいという理由で和桐製作所に入社する。 野球チーム和桐バブルスの青野、智林吾郎、村上、三船、 製作所の彩ちゃん、大島さんといった人たちと出会い、 新入社員として振舞う主人公。 だが彼の正体は、時空犯罪者から歴史を守るため、未来から派遣されてきた タイムパトロール隊員だった! 町工場社会人野球編 未来から来た男 いきなりフローラル金融の取立てや、ジローから借金の取立てをうける和桐製作所。 同じくフローラル金融の黒松は、主人公を 野球の才能をいかせる外国にいかないかと誘う。 島に行っても強制労働させられるのがオチというジローの言葉に驚きながらも 主人公はその話を断る。 タイムマシンが発明されて以来、過去の改変を目論む輩が後を絶たない。 元々歴史はそう簡単に変わらないのだが、時折例外が起きる。 その例外を防ぐために生まれたのがタイムパトロールだ。 後に和桐製作所の開発する小型バッテリーが歴史を変えることになるのだが、 時空犯罪者の手によって、和桐製作所はつぶれてしまうらしい。 タイムマシンは大まかな時間しか移動できず、この時代の和桐製作所の資料はほとんどない。 その上、いろんなことをかなえてくれる未来の道具も 時代への悪影響を考え、使用することができない主人公は、 一個人として工場を潰れないように努力し、阻止に来る犯人を捕まえるしかないのだった。 だが、和桐の親会社大帝国金融はコストダウンのために 外国産に切り替え、和桐との契約を打ち切ってしまう。 和桐製作所いきなり大ピンチ! しかし社長を含めて従業員は全員あきらめムード。 和桐社長の娘、沙耶もじたばたしてもしょうがないという始末。 その言葉で心に火がついた主人公は、任務を超え、絶対に工場を潰れさせないことを決意する。 自分の身を賭け、フローラル金融に対し野球勝負を申し込む主人公。 黒松はその熱意に打たれ、自分たちのチームに勝てたら借金の返済を3ヶ月待つことを伝える。 負ければ主人公はしあわせ島という島で強制労働だ。 主人公に感謝する社長。 主人公と社長は最後のチャンスをつかむことを誓うのだった。 警察官の守田を審判に呼び、準備は万端。 試合の日。フローラルは助っ人として元大リーガー、アルベルトを連れてくる。 が、やっぱり怪我をして出場はしなかった。 和桐バブルスは大差でフローラル金融に勝利する。 その噂を聞きつけたフローラルの親会社の社長、木岡のラッキーフラワーズと 試合をすることになる和桐バブルス。 この試合にも勝った和桐製作所は一年間返済を待ってもらえることになった。 試合がやりたくなった守田、予知能力を持つゆうま、 世界征服を企む無職こと智林昭雄を仲間に加え、 工場の先輩、インド人のカビンダ、発火能力者漁火。 「ほーむらんをうつけどひっともうつよ」 怪しすぎる謎の生命体、ほるひすと出会いながら仕事に励む主人公。 (ほるひすの姿は凄すぎて、本当に謎の生命体としか言えないため、文面で説明することはできない。 筆者は初めて見たとき、あまりのインパクトにGBAを落としかけた。 とにかく一見の価値あり。 ちなみにほるひすと漁火はコロコロコミックの公募キャラ。 スタッフのツボにはまって登場することになった。) 161 :パワプロクンポケット6:2006/09/09(土)16 30 22 ID wB0Qxgnx0 必要な資金を得た和桐は、新工場のラインを開設することになったのだが、 今度は役所の許可が下りない。 黒松が密かに違反を役所に連絡していたのだ。 役所が相手ではどうにもならない・・・ と思った矢先、またまた野球対決で決着をつけることになってしまった。 頭を抱える黒松。 だが、今回は時空犯罪者が下剤入り弁当を仕組んできた。 無事なのは山田と主人公だけという、苦しい状況だったがなんとか勝利。 いよいよ製品販売に向けて動き出す工場。 しかし、そんな時に大帝国工業の川村が現れる。 川村は塗装機会の特許権利をすべて買いにきたのだ。 宣伝や販売の経験がない和桐が機械を売るよりも、 確実に借金を返すための資金を得たほうがよいという川村。 社長は「わたしはモノづくりにこだわりたい」と断固拒否。 だが、川村はすでに機械に必要な部品を独占していた。 部品を抑えられてはどうにもならない。 愕然とする主人公に山田は前向きに考えれば、これで工場はつぶれないと言うのだった。 釈然としない主人公は偶然通りかかった黒松にすべてを打ち明ける。 主人公をガキだと笑い、うまくやられたのが悔しくても、こらえるのが大人だという黒松。 しかし、黒松は野球勝負を申し込めとアドバイスする。 黒松は高校時代野球をやっていた。しかし、妬んだ先輩からの嫌がらせに耐えられずに 逃げ出してしまったことをいまでも後悔している、と主人公に打ち明ける。 「世の中ってのはな、弱いものいじめで成り立ってるようなものだ。 そいつをすねてみても何も変わらん。 何もしなけりゃ状況は永久に変わらず、損をするのは弱いやつなんだ。 それが嫌なら、みっともなくてもあがいてみなきゃいけないんじゃないのか?」 主人公は馬鹿なことと思いつつ、野球勝負をしかけにいくのだった。 しかし、大帝国工業は何と主人公の提案を受け入れた。 和桐が負ければ、ただで特許を渡してもらい、勝てば部品の独占を解く。 なぜこんな勝負を受けたのか疑問に思う主人公に対し、川村の様子がおかしい。 実は密かに黒松が、大帝国のスキャンダルを種に脅しをかけ、野球勝負を受けるように仕向けていたのだ。 そして、いよいよ決戦の日。 相手の大帝国キラーズは金に任せて強い選手を集めた強敵だ! 両チームの実力は互角。 5対5のまま、8回表を迎えた。 しかし、ここから敵の打線が大爆発。 和桐は最後の最後で、野球勝負に敗れてしまった! 特許をただで譲り渡し、倒産が確実となる和桐製作所。 そして主人公は、任務の失敗よりも「しあわせ島」なる強制労働施設に送られる 自分の身を心配しなければならなくなるのだった………。 162 :パワプロクンポケット6:2006/09/09(土)16 34 17 ID wB0Qxgnx0 遥か遠い未来から やって来たのに 島送り・・・ 島の名前は 「しあわせ島」 本当の幸せ どこにある? む~ん む~ん パワ ポケ 謎の「しあわせ島」編に続く。 177 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/10(日)12 02 15 ID wJuvWVfPO 159 原作知らないんで、あった方がありがたいな。 161 最後の試合って勝てないの?勝ったらどうなるの? 186 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/13(水)10 53 00 ID 3O/sDefq0 177 あくまで職人が正史ルートを書いてるだけであって勝てる 勝った後は覚えてないが、しあわせ島に行っても結局無事に帰還、和桐製作所再生だから あまりシナリオに変更がない しあわせ島には歴代キャラクターが登場する 226 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/17(日) 18 56 00 ID 5OCWwQt00 謎の「しあわせ」島編 大帝国キラーズに破れた主人公は、 薄暗い船の中で、他の負債者達と共に島に向かっていた。 着いた先は孤島「しあわせ島」だ。 そこに待っていたのは女所長のヘルガ、太った白人、副所長マコンデだった。 「しあわせ島にようこそ。 諸君は幸せだぞ。こんないいところで働けるんだからな。」 マコンデによるとこの島の収容者は、 ブラッドバタフライ、BB団なる組織に管理され、しあわせ草なる草を育てている畑、 兵器を作っている工場、鉱物を採っている鉱山の三ヶ所の場所で働くことになり、 その労働と引き換えにクーポン「ペラ」を得ることができる。 ペラは島の中でのみ通用する通貨で、これを借金分集めれば日本へ帰ることができるらしい。 また、主人公のような野球選手は10日ごとにある野球のテストや、 練習試合の結果によってもぺラを与えられる。 主人公の借金は1000ペラ。 元銀行員の江川の班に入ることが決まり、こうして主人公の島での生活が始まった。 主人公は山田にそっくりな落田、 5の主人公と入れ替わった元スター選手小杉優作、4に登場した顔がふぐりそっくりの布具理、 娘を医大に入れるために島に来た倉刈といったシリーズでお馴染み人達や、 酒が大好きな三谷、親の借金を背負ってきた渡辺と出会う。 リフレッシュ小屋でビデオを見たり、 さおりちゃん2号や、やぎのまさこさんとあんなことやこんなことをしながら、 気力を充実させて労働に励む主人公。 そして野球の試合の前日。 主人公はようやく野球ができるとよろこぶが、周囲の反応は冷たい。 相手のブラッドバタフライの一軍は、2軍の江川班よりもはるかに強く、 おまけに負けるとぺラを取られてしまうのだ。 主人公は活躍してみんなの心に火をつけようと決心する。 しかし、気合を入れすぎた主人公はマコンデに目を付けられ、ベンチに入れられてしまう。 おまけに試合はボロ負け。 出てもいないのにぺラを払う羽目になってしまった。 主人公は厳しい現実に耐えるのだった。 主人公は小杉から、兵士と話している女性がしあわせ島の所長であることを知る。 後日、偶然本を読んでいるヘルガに出会った主人公。 読んでいた冒険小説を貸してもらった主人公は、ヘルガから感想をいうように求められるのだった。 しあわせ島の収容者は野球以外にも何らかの競技を行い、ぺラをもらっている。 島に来てから始めた重量上げで150キロという記録を出した男に驚き、 どう考えても普通ではないことに疑念を抱く主人公。 草刈の作業中に島の原住民バオと出会う。 落田によると、彼らは旧日本軍と交流があったため日本語が話せるらしい。 島をBB団から解放したいというバオに、主人公は協力を申し出る。 主人公は兵士達の会話から、BB団の団長が島に来ていることを知る。 小杉によると団長は収集癖のあるマニアらしい。 「マニアに悪い奴はいない」という落田にあきれながらも、 何とかそのボスを倒せないかと考えるのだった。 一方、収容者の健康問題に悩む所長と副所長。 ヘルガは団長の指示を仰ごうとするが、団長は日本のゲームキャラグッズ集めに夢中らしい。 あきれるヘルガ。 227 :パワプロクンポケット6:2006/09/17(日) 18 59 48 ID 5OCWwQt00 しあわせ島はそれ自体が巨大な兵器工場だ。 主人公は作った武器を何処に売るのかを疑問に思う。 落田はBB団はミサイルや銃を安い値段で世界中の犯罪者や過激派テロリストに売り払っていると説明する。 どうやらBB団は兵器をばら撒くことが目的のようだ。 理解できないという主人公に、落田は工場の地下で巨大ロボットが作られていることを教える。 「悪の組織のロマンでやんすからね。」と語る落田に、主人公はやっぱり首を傾げるのだった。 テロ組織アルサハクが攻撃を受けているというニュースが流れてきた。 慌てるヘルガとマコンデ。 アルサハクはしあわせ島の武器の売買を仲介していた組織だったのだ。 「心配することないでやんす。」 影のように現れた団長は、こんなこともあろうかと他の販路を用意していた。 さらに団長はダブったガチャガチャを売るためだけに空港を作ると言い出す。 おいらは誰よりもマニアでいけないと言う団長。 以前借りた本の話題で盛り上がった主人公は、その時借りた本を所長室へ返しにきた。 また本への酷評で盛り上がるが主人公が残酷描写が過激すぎるといった途端、 ヘルガの態度が急変。 「地雷でバラバラになった死体を見たことはあるか? 大勢が無抵抗の人間をなぶり殺しにするところは?」 現実に起きていることに比べれば、作り物に過ぎないというヘルガに、 主人公は君は何を見てきたのかと尋ねる。 「紛争地域の平和維持活動だ。 知恵も理性もむき出しの憎悪と狂気の前にはあまりにも無力だ。」 後日、主人公は再びヘルガに会う。 ヘルガは神秘の世界は個人の手の届かないところにしか残っていない、 この島での行為が人類を救うを言い残し、戦艦の視察に行くのだった。 主人公をムチ打ちの刑にして…。 プレイルームでのチンチロリン、野球場での小杉、布具理との野球勝負、 定期的に行なわれる野球テストで主人公はぺラを稼いでいく。 班長に賄賂を渡すことで試合もスタメン出場。 2軍メンバーも1軍と互角の戦いができるようになってきた。 しかし、一方では収容者にストレスが溜まり、班の間で小競り合いが起きるようになってきた。 ヘルガにマコンデは班対抗の運動会を行なうことを進言する。 めずらしくマコンデが健全な提案をしてきたことに驚くヘルガ。 だがマコンデは疑惑の判定を行い、さらに対立を仰ごうとしていた。 あえなく拒否されるが、マコンデは収容者に団結されれば島の管理ができなくなると言う。 「ブルマでやんす! (バンバン!) 運動会と言えばブルマと相場が決まっているでやんす!」 声高く叫ぶ団長。ヘルガに頼むがやっぱり断られるのだった。 運動会当日、野球によって結束した江川班は次々と競技で勝利。 主人公と小杉の力を借り、娘と電話ができた倉刈も奮起し短距離走で勝利。 他の班に勝利した江川班は大量のペラを得ることができた。 しかし、ヘルガは期待していたキャンプファイヤーやフォークダンスがなくてションボリする。 BB団の武器を買ったテロリストが見境なく通学バスを襲った。 そういうテロリストは貴重だからサービスしようと喜ぶヘルガに、 マコンデは国際世論を敵に回すと反論。 団長にBB団の目的は世界に恐怖と憎しみをばら撒くことだと言われ、引き下がるマコンデ。 団長はマコンデに罪の意識が生まれ始めたことに気付く。 奴には悪として自覚が足りないというヘルガに団長は言う。 「人間始める前は、誰しも覚悟はしているつもりなのでやんす。 ただ現実は常に予想の上を行くのでやんす。」 228 :パワプロクンポケット6:2006/09/17(日) 19 01 28 ID 5OCWwQt00 洞窟の奥で、日本軍最強の爆弾「25番」を発見するバオ。 主人公に相談を持ちかけるが、爆発が避けられないものだと教えられ断念。 バオは今度は古いノートを持ってくる。 主人公が読むと、どうやらこのノートは旧日本海軍の日誌らしい。 日誌にはこの島に生えていた草に高い肉体強化作用があったものの、 日本軍が研究に失敗したこと、日本人にしか効果が現れないこと、 副作用で犠牲者が出たことが書かれていた。 島のからくりに気付く主人公。 さらにバオは昔、島にいた日本軍が飼っていたトカゲが草を食べて大きくなったことと、 しあわせ草に生き物を大きくさせる効果があることを教える。 それを利用して反乱を起こそうとするバオだったが、 生き物は大きくなっても、比較的おとなしいのだった。 考え事をしている主人公の前に、ヘルガが現れた。 主人公はBB団は普通の犯罪組織ではないと考えていた。 普通の悪の組織なんてないと笑うヘルガに、主人公はこの組織には動機があると言う。 明らかに快適ではないしあわせ島で働いているBB団には、確実にそれを裏付ける強い信念があるのだ。 ヘルガは主人公にBB団の目的が人類を救うことであると説明する。 文明や科学の進歩により、人類は危機に直面しているというヘルガ。 核や環境汚染といった問題は滅亡にいたる方法にすぎず、 BB団が問題にしているのは、人類がそうなってしまう動機であった。 病気や飢餓、戦争。これらは問題ではあるが10年、20年前に比べどんどん改善されつつある。 やがて人類を脅かす外的要因はなくなるというヘルガ。 「そして人類は直面することになる、己自信の闇にな。」 戦うべき敵、問題がなくなれば、神秘など存在しないこの世界に 未来への希望がないことに人類は気付いてしまう。 ヘルガはそこにあるのは絶望だけだと言い放つ。 「人類には、憎み、戦い、打ち倒す、 自分達が不幸であることの言い訳となってくれるものが、 敵が必要なのだよ!」 「そのために世界中の犯罪者とテロを援助しているのか? それは単に不幸な人を増やすだけだ!」 「その苦しみ一つが終わったとき、それ以外の人々がそれ以上の希望を得るさ。 これでしあわせになれる、とな」 悲劇と絶望なくして希望の種を育たんのだ。」 反論できない主人公は、 静かにそれは間違っているとつぶやくのだった。 裏野球大会なる大会の日が近づいてきた。 BB団は世界中の人々が集まるこの大会でデモンストレーションを行なおうとしていたが、 アメリカのチームに勝ってしまうと後々が怖い。 団長は決勝の試合のみ二軍のメンバーを使うことを決定した。 一方ドクターは島の裏側でしあわせ草の高濃度エキスを落としてしまっていた。 立ち去るドクターの背後で、そのエキスをなめる影…。 229 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/17(日) 19 04 27 ID 5OCWwQt00 野球大会決勝に出場することに驚く江川班。 その裏でマコンデは通常の3倍の量の投薬するよう指示する。 そして裏野球大会決勝の日。 相手はメジャーリーガーだらけのバケモノチーム、USスーパーヒーローズだ。 ダメモトで頑張ろうという仲間たちに、ふざけるなという主人公。 主人公は相手であるアメリカがしあわせ島のことを知っていながら黙認していることを 説明しようとしたのだが、仲間は八百長のことと勘違いしてやる気を出す。 激戦の末、何とUSスーパーヒーローズに勝ってしまう二軍チーム。 200ぺラをもらい、意気揚々と島に帰る選手たち。 だが、マコンデが勝手に投薬量を増やしたことをしったヘルガは怒りを滾らせるのだった。 そして100日目。 ヘルガは祝辞を述べ、借金分ペラを貯めたかどうかを聞いてくる。 少し不足があったものの、ヘルガはブラッドバタフライ一軍の契約金として残りを補い日本に帰してくれるという。 主人公はしばらく黙った後に口を開いた。 「ひょっとして、日本に帰ってきても長生きできないんじゃないか? しあわせ草なしだと。」 「いかにもそのとおりだ。しあわせ草は人体の肉体能力を強化する効果がある。 しかし、強い習慣性があって、いったん中毒になれば…」 「それをこの島の食事や、飲み水に混ぜていただろう!」 俺たちをみんな中毒をするために。この島は人体実験が目的なんだ!」 怒る主人公に島のことを黙っていればしあわせ草を届けさせると言うヘルガ。 強化された身体なら、スポーツ界で活躍できることは間違いない。 ヘルガは船が来るまでの時間を主人公に与えるのだった。 悩む主人公は島民に相談することを選んだ。 25番を使おうとするバオ。落田と話し合った結果、 管理所を爆破することが決まったが、輸送手段がない。 バオは以前話した巨大化したトカゲ、としおくんを使うことを提案する。 としおくんの下へと向かう主人公たち。 そこで見たとしおくんの姿はまるで怪獣。 これでコケしか食べないで大人しいなんて信じられないという落田。 しかし、としおくんの口からは人の足がはみ出ていた! 一目散に逃げだす3人。 (グギャァアアアアアン) 島の施設という施設を破壊しつくし、とうとう基地まで来てしまったとしお君。 島民、兵士、収容者が入り乱れて逃げまとい、大混乱に陥るしあわせ島。 「戦う………アレとか? フフフ…あれと戦う? アハハハハハ!」 おかしくなったように笑いながら兵器工場へ向かうヘルガ。 主人公も落田を置き、兵器工場へと走る! 工場の中で巨大ロボットを見つける主人公。 だが動かし方がわからない。 230 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/17(日) 19 05 56 ID 5OCWwQt00 そこに駆けつけたヘルガは、パスワードがないと動かないことを教え、 怪獣をやっつけようとする主人公を一喝する。 「われらは、この地球に残された数少ない神秘に遭遇したのだ! その意味に比べれば、人間の命などとるに足らんよ。」 「…そういう考え方だから、こんな組織を作ってしまうんだよ。」 「なんだと?」 「いいかよく聞くんだ! この世界は、あと百年も経っても解明できない謎と神秘に満ちている。 人類は行き詰ってなどいない。 キミが、行き詰っていると思い込んでるだけなんだ。」 「こ、この・・・見てきたようなことを!」 その時、工場にとしお君が突入してきた! 天井が崩れ、その下敷きになるヘルガ。 ヘルガはパスワード「ラムセス」を教え、全てを主人公に託す。 操縦席に乗り、システムを起動させる主人公。 せり上がる操縦席とロボの顔面が交互に映る。 そして操縦席が頭部に着いた時、ガンダーロボの眼に火が点いた! 起動するガンダーロボ。 あまりにあっさりした操縦方法にびっくりしながら、主人公はとしお君を押し返す。 ガンダーロボを見て驚くマコンデ。 「アレが動いている…どこのバカだ! 基本兵装でバッテリーが3分しか持たんのだぞ!!」 距離を取る一匹と一機。 南海の大決戦。としお君対ガンダーロボ。 戦いのゴングが鳴った! 蛙とカブトムシとムカデが合体したような姿をしているとしお君は、様々な部分でガンダーロボに襲い掛かる。 一方ガンダーロボは時間だけでなく、ダメージを受けるたびにバッテリー残量が減っていく。 タマゴをバルカンで撃ち落し、体当たりをヒートソードで弾き返すガンダーロボ。 敵の隙を力づくで作り出し、最大の威力を誇る必殺のロケットパンチをぶち当てる! 戦いが進むに連れ、攻撃の手が激しくなる両者。 徐々に追い詰められていき体色が黄、赤へと変わるとしおくん。 ここぞとばかりに攻め立てる主人公。 激しい決戦を制し、最後に立っていたのは主人公の操るガンダーロボだった! そのままガンダーロボによって収容者とBB団の兵士たちの立場は逆転。 収容者と島民が島を占拠した。 「オイラもあれとやりあうのは勘弁したいでやんすね。」 団長もデータを持ち、しあわせ島を脱出した。 231 :パワプロクンポケット6:2006/09/17(日) 19 14 34 ID 5OCWwQt00 事件から3ヵ月後、主人公は閉じ込められているヘルガと対面した。 島の収容者達が快方に向かっていることと、 自分の任務が終わったため、2度と会えないことを伝える主人公。 「それで、以前あの島で話したときに言ってなかったことを、 言っておこうと思ってね。 人類はまだまだ滅んだりしないよ。 ずっと、ずうっと長く続くんだ。」 去ろうとする主人公をヘルガは引き止める。 「最初に貸した本を覚えているか? 私はあの話が嫌いだ。 死んだヒロインがあっさりと結末でよみがえるからな。 死は絶対だ。 安易に打ち消されるようなものであってはならない。 そう思うんだ。」 処刑を免れる方法はないのか尋ねる主人公に、 ヘルガは誰かが責任を取らなければならないと答える。 主人公に死ぬことへの恐怖を語るヘルガ。 だが、その恐怖を楽しんでいるともいい、主人公に別れを告げるのだった。 落田を和桐に来ないかと誘う主人公。 落田は気が早いと笑いながらも、その誘いを受けるのだった。 「そこでオイラはなにをすればいいでやんすか?」 「未来を作るんだ。自分達の手で明るい未来をね。」 魔女とののしられながら、一方的に銃殺されるヘルガ。 島を離れた後、BB団を再結成し、演説を行う団長。 としおくんはB級映画として出たものの、すぐにブームが廃れてしまった。 だが主人公が倒したはずの死体はいつの間にか消えてしまっていた…。 それぞれの生活に戻るしあわせ島の仲間達。 そして日本に帰った主人公と落田は昔の仲間を集めて、 和桐製作所を再生。 長い歴史修正の任務を終わらせるのだった。 232 :パワプロクンポケット6:2006/09/17(日) 19 17 46 ID 5OCWwQt00 vs団長ルート 悩んだ末、主人公は仲間達と反乱を起こすことを決心する。 みんなにしあわせ島の真相を話す主人公。 島から逃げ出しただけでは中毒は治らない。主人公はBB団を倒す作戦をみんなに説明した。 夜明け前にドクターを襲い、しあわせ草のエキスを手に入れる主人公達。 それを使ってパワーアップした主人公達は、 次々と収容者を解放してはしあわせ草によるドーピングを行い、施設を占拠していく。 反撃を行おうとする兵士達。 だが、信じられないくらい力が強く、素早い動きで銃弾を避ける収容者達の前にはまるで歯が立たない。 ついに収容者達は所長室まで迫った。 銃弾を避け兵士をボコボコにする落田。主人公はマコンデを捕まえる。 「我々の開発したしあわせ草の威力を身を持って知ることになるとはな。」 逃げるヘルガ。地下へと続く階段を発見し、それを追いかける主人公と落田。 追い詰められたヘルガは、海から砲船が来ればこちらの勝ちだと笑う。 主人公がヘルガを捕らえようとしたその時、BB団の団長が現われた! 落田と瓜二つな姿に驚く二人。 団長は名乗りを上げる。 「オイラこそがブラッドバタフライの団長、メカ亀田でやんす!」 「・・・・」 「誰だよ、その亀田って。」 いきなり知らない奴の「メカ」が出てきてもなあ。」 「本物より先にニセモノが出てきても意味がないでやんす。」 本物を越える存在であると怒るメカ亀田だったが、本物を知らない主人公と落田には比較のしようがない。 その隙に不意打ちを食らわせる落田だったが、電磁バリアーに攻撃を防がれ返り討ちにあってしまった。 メカ亀田は主人公へと迫る! 「しあわせ草でパワーアップしたところで しょせん人間などタンパク質とカルシウムのかたまりでやんす。 チタンとスチールで出来ているオイラに勝つことなど… 絶対に不可能なのでやんす!」 「そんなことやってみなくちゃわからないだろう!」 「この程度の予測も不可能とは・・・ やはり馬鹿な人間は皆殺しでやんす!」 233 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/17(日) 19 18 47 ID 5OCWwQt00 主人公とメカ亀田、しあわせ島を巡る戦いが始まった! クロー、そしてミサイルで主人公を追い詰めるメカ亀田。 対する主人公のバットは全く相手に届かない。 しかし、敵のエネルギーボールが跳ね返せることに気づいた主人公は一気に反撃に転じた! 主人公は敵の攻撃をかわし、エネルギーボールをぶつけてダメージを与えていく。 何とかメカ亀田に勝利する主人公。 塗装がはがれ、鉄のボディが露出するメカ亀田。 主人公はメカ亀田がサイボーグではなく、ロボットであることに気づく。 逃げるメカ亀田を追いかけた先にあったのは、 大量のグッズが玩具倉庫のように敷き詰められている部屋だった。 置き方に愛がないと驚く落田に、メカ亀田は愛などシラヌと答える。 メカ亀田は自分の境遇を語りだした。 組織、プロペラ団を裏切った男、亀田。 その亀田を捕らえ、嫌がらせをするために メカ亀田は彼の思考、行動パターンを完璧にトレースして作られたのだった。 「ワタシはカメダが憎い。 作ったヤツラがニクイ。 勝手に作っておいて「こんなバカなものはイラナイ」と 捨てたヤツもニクイ。 だから。復じゅのため(ガガ) ワタシをワタシガ(ザザッ) 時間をかけて改造してきたのだ。」 驚く主人公と落田。 世の中を恨んだメカ亀田は、復讐の手段としてBB団を結成。 さらにあらゆる点でオリジナルとりも優れようとしたメカ亀田は、 マニアにおいても亀田を越える、最強のマニアになることが存在理由になっていたのだ。 「そんなことをしてもそんなことをしても、お前はニセモノのままじゃないか!」 「モウジキ・・・ハツバイビ・・・」 メカ亀田は爆発した。 3ヵ月後、ヘルガと再開する主人公。 ヘルガは今でもBB団の正義を信じていた。 人は辛いことをすぐに忘れる。 しあわせ草の残したデータによる功績だけが残り、必ず後世の人間の役に立つ。 自分達の行ったことが肯定される日が来るというヘルガ。 しあわせ島にいたドクターの名を聞く主人公。 ジーラージェンキンス。 彼は主人公のいた未来でも、法則として名を残す偉人であった。 主人公は複雑な思いを抱きつつ、 和桐を再生させることを決意するのだった。 234 :パワプロクンポケット6:2006/09/17(日) 19 20 04 ID 5OCWwQt00 要望があったので、キラーズに買った後と 真犯人を捕まえるルートも書きました。 235 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/17(日) 19 23 40 ID 5OCWwQt00 鈴音ルート うんこだらけの道を爆走したり、ゴキブリとシューティングしたりする主人公。 (本当にそういうミニゲームがある。) ある日、突然無人の車が和桐目掛けて突っ込んできた! 主人公の活躍で工場は何とか窮地を脱する。 さらに爆破テロ、山田を洗脳しての破壊工作をしかけられるが、 主人公の手により全て防がれる。 主人公は身を守る武器を作ることを考えはじめる。 和桐に勤め始めて3ヶ月くらいが経ったある日、 主人公は町で和服姿の女の子が困っているのを見かける。 主人公が肩に手を置くと、物凄い声を出されて、 二人のボディーガードにボコボコにされてしまった。 その後、鈴音からデートの誘いを受ける主人公。 箱入り娘として育った鈴音には外の全てが新鮮。 主人公は鈴音に携帯を渡し、二人は付き合いはじめる。 しかし、主人公は鈴音が木岡社長の娘であることを知る。 ボディーガードのイチとサブに拉致され、木岡の下まで連れてこられる主人公。 ヤクザの跡取りをきめる一人娘の鈴音を簡単には渡せない。 主人公にあきらめるように促したあと、家へ帰すのだった。 それにも関わらず主人公は鈴音に電話をかける。 驚く鈴音。鈴音はプロで野球をするにせよ、 バッテリー工場に勤めるにせよ、自分はマイナスにしかならないと主人公から身を引こうとする。 そんな鈴音を説得する主人公。 だが、いずれ未来に帰らなければならない主人公は、 鈴音を苦しめているだけなのではないかと悩むのだった。 木岡の独断で鈴音は木岡の腹心、菊野と結婚することが決まる。 木岡を問い詰める鈴音。 「お前はずっと外の世界と離して、オレが守って育ててきた。 だから誤解してんだろうが、世の中にゃ物語みたいな愛なんてない。 あるのは・・・欲望と打算だけだ。」 木岡は主人公の履歴が全て嘘であることを告げ、 何か思惑があって近づいたことを教える。 泣き崩れる鈴音。 しかし、鈴音は主人公を木岡の目の前に連れてきて添い遂げることを約束。 木岡は一旦引いたように見せながら、 誕生日の日、鈴音との待ち合わせに行った主人公を拉致する。 鈴音の母の話をした後、主人公に正体を告げるように迫る木岡。 主人公は素直に自分の正体がタイムパトロールであることを告げるが 全く信じてもらえない。 主人公を殺そうとする木岡だったが、寸前で鈴音に止められるのだった。 鈴音からプレゼントをもらう主人公。 大帝国キラーズに勝ち、塗装機会の売れ行きも順調。 本来がつぶれていた日も存続している和桐に 主人公は歴史の修正が終わったことを確認する。 このままいけば修正した歴史が定着するが、それを犯罪者が見逃すはずがない。 主人公は犯人との対決を予感する。 236 :パワプロクンポケット6:2006/09/17(日) 19 26 25 ID 5OCWwQt00 和桐に突然裏野球大会への招待状が届いた。 怪しげな大会だが、優勝すれば、「よくわからないが凄い宝」がもらえるらしい。 とりあえず出場することになるバブルスの面々。 ドーピングで肉体強化を行う老人軍団、光圀インローズ。 プロペラ団大会優勝の実績を持つ火星オクトパスを下す和桐バブルス。 どうやら優勝商品はプロペラ団の遺産らしい。 莫大な資金が手に入るという噂を聞き、興奮する主人公。 しあわせ島のチーム、ブラッドバタフライ一軍、ボンド率いるスパイ軍団、ブリティッシュピンキーズを倒した 和桐バブルス最後の相手は、アメリカ大統領率いるUSスーパーヒーローズだ。 どんな大会でもアメリカが負けることは許されないと、国家っぽい音楽と共に語る大統領は、 アメリカの全技術を注ぎ、このチームを作り上げたのだと語る。 スーパースターズのメンバーはスーパーやエックスなど偽名を使っているが、全てメジャーリーグのスター選手。 っていうかチーム全員パワーA以上でパワーヒッター持ち、 エースピッチャーは球速165kmでスタミナ250、おまけに他のピッチャーも 5つ変化球持ってたり、超特殊能力保持者がゴロゴロいるという、 考えた奴狂っているんじゃないかってくらい強い、 全パワポケパワプロの中でもかなり上位になるであろう凶悪な殺人チームだ。 (パワプロよくわからない人に説明すると、 松井よりかっ飛ばす奴が8人、松坂より凄いのが10人いるチームと思って。) 正攻法じゃまずかなわないが、3盗したりして頑張って優勝するバブルス。 大会の優勝商品はモザイクがかかってうねうねするもの(大人の玩具?)だった。 苦労した後に得たものが、本当に「よくわからないもの」だったというオチに 愕然とする主人公とプレイヤー。 大会も終わり、未来まで眠れる冷凍睡眠装置が送られてくる日が近づいてきた。 犯人を考える主人公。 主人公は鈴音を公園に呼び出す。 主人公は鈴音にどうして工場のことをバッテリー工場と呼んだのかを問う。 だが、鈴音が答えようとした瞬間、銃弾が放たれた! とっさに鈴音をかばい、弾をかわす主人公。 鈴音を置き、主人公は時空犯罪者と対決する! 主人公の目の前に現われる、ボディーガードのイチ。 何故鈴音を疑わなかったのか問うイチに、 主人公は病的なまでに慎重だった奴が、こんな目立つ立場にいるはずがないと答える。 違う時代の人間だからどうしてもボロがでるが、鈴音の印象が強すぎて、ボディガードのことは誰も気に留めない、 おまけに反社会的なヤクザには歴史を変える手段はは山ほどある。 時空犯罪者としてはこれ以上ないポジションだったのだ。 237 :パワプロクンポケット6:2006/09/17(日) 19 28 05 ID 5OCWwQt00 「お話の時間はこれで終わりだ。 これでもくらえ!」 (パン) 「おまえがな」 主人公は銃弾を避け、その刹那後ろのサブに光線銃を放った! 鈴音の護衛は本来イチ一人だった。 しかし、サブは洗脳装置を使いもう一人の護衛に成りすましていたのだ。 洗脳が解けるイチ。 主人公は鈴音に全てを打ち明ける。 静かに怒る鈴音。 任務が終われば主人公は人工冬眠し、未来の世界へ帰るのだ。 もてあそばれたという言葉に驚く主人公。 「ええ、わかっています。あなたが悪い人ではないことが。 ですが・・・ともに最後まで同じ時間を過ごしていたかった。 さようなら。 本当にあなたのことが好きでした。」 和桐製作所をやめることを社長に伝える主人公。 工場のみんなは主人公のために送別会を開く。 主人公のことを忘れないでやんすと叫ぶ山田。 しかし、他のみんなはどうせすぐ帰ってくるだろうと淡白な反応。 だらだらと別れる仲間達。 これでいいのだろうかと悩む主人公。 だが彼は犯人と共に未来へ帰ることを選択した。 夜空を見上げ、主人公の顔を思い出す仲間達。 「あの人達が大昔に死んでしまっているなんて どうしても信じられない。 不便で暴力的な時代だったけど、 もしもう一度みんなに会えるのなら、俺はなんでもするだろう。 ・・・とても悲しいが、これがタイムパトロールの宿命だ。」 「こうして月を見るたび、あの方のことを思い出します。 ・・・あの最後の日、どうしてもっとやさしい言葉をかけられなかったのか、 一生後悔して生きていくのですね。 ・・・鈴音は強い女です。 決してあなたのことは忘れません。 そして、鈴音は弱い女です。 あなたのことは忘れられません。」 パワプロクンポケット6 完 238 :パワプロクンポケット6:2006/09/17(日) 19 31 21 ID 5OCWwQt00 6はこれでおしまいです。 予約はしないけど、気まぐれで他のシリーズを書いたりするかもしれません。 書き込みに何度も失敗して、名前欄が名無しになっちゃいました。 すいません。 あとvsとしおくんはまんまゴエモンインパクト戦。 スタッフの中にゴエモンのスタッフがいるらしい。 244 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/18(月) 02 10 55 ID UMjXHG3uO 223 きもい でもこういうのも嫌いじゃない パワポケ6 乙です! しかし、なんかヘルガが救われないなぁ・・・ パワポケ1でもスパイの女と幸せになるルートあったらしいからヘルガと 幸せになるルートがあってもよかったのに。 未来に帰るのやめて鈴音と添い遂げるルートとかもあればよかった。 247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/18(月) 08 30 32 ID j1R7E9rPO 244 未来に帰るかどうかは自分で選べるから鈴音と添い遂げるルートもあるよ
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パワプロクンポケット8のページです ポケ8裏技 ポケ8攻略 ポケ8小技 選手パスワード
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パワプロクンポケット8 概要 ストーリー 本作独自の仕様など 問題点 野手60人登録バグ その他のバグ 野球パート その他 賛否両論点 評価点 ストーリーとキャラクター 彼女候補キャラ 総評 余談 パワプロクンポケット8 【ぱわぷろくんぽけっとはち】 ジャンル 野球バラエティ 対応機種 ニンテンドーDS メディア 256MbitDSカード 発売元 コナミ 開発元 コナミ(パワプロプロダクション) 発売日 2005年12月1日 定価 5,229円 判定 ゲームバランスが不安定 ポイント DSパワポケ第一作、プロ野球編3章彼女候補のシナリオが全体的にボリューム増加本作から「野球バラエティ」になる野手を作り過ぎると登録不可になる致命的なバグ パワプロクンポケットシリーズリンク 概要 本家とは似ても似つかないシナリオや彼女、サクセスで人気を集めてきたパワプロクンポケットシリーズの8作目(リメイクの『1・2』を除いてカウント)にしてDS版の第1作。キャッチコピーは「バンバン野球バラエティ」。 本作以降パワポケシリーズは公式ゲームジャンルを「野球バラエティ」とするようになった。次作『9』の「こんなゲームがあったのか!!」と並び、DS以降のシリーズ全体のキャッチコピーとしてゲーム内外で度々用いられている。 本作のサクセスはプロ野球編の第3章となっている。今までのプロ球団「モグラーズ」から名称を「ホッパーズ」に変えた球団に、野球素人の超人捜査員が潜入して野球に思い入れを持っていくというストーリー。 野手を一定以上作ると選手登録ができなくなる致命的なバグがある。 ニンテンドーDSに移行して今までよりは遊びやすくパワーアップしている所もある。鬼鮫コーチもパワーアップしている。 ストーリー 表サクセス「特命ハンター編」かつてプロペラ団のものであったサイボーグ技術は、大神財団によって回収され、その技術は世界に広まることとなった。そんな中、増加する違法サイボーグによる凶悪犯罪。それらを秘密裏に取り締まるために誕生した政府の特殊情報組織CCR。主人公はそのCCRの一員として活動していた。ある日違法サイボーグを逮捕した際、プロ野球球団大神ホッパーズ(元モグラーズ)が狙われているという情報を入手する。主人公は、野球の知識が全く無いにもかかわらず、上司からプロ選手として球団への潜入捜査を命じられる。それまで一度もやったことのない野球に慣れない主人公。そして始まるテロ組織のホッパーズへの攻撃。主人公は野球選手として生活を送りつつ、犯人たちとの戦いを繰り広げる。 裏サクセス「昭和冒険奇譚編」『パワポケ7』の裏サクセス・大正冒険奇譚編の続きだが、『パワポケ3』と同じくマインスイーパ。クリアしていくと「依頼主」が増えていく。 本作独自の仕様など 「勉強」コマンドで、ポイントを使ってステータスを特化させることが出来る。 寿命を削って猛勉強するか寿命を削らずゆるく勉強するかの戦略が出来る。主人公の「野球未経験の超人」という設定を生かしたシステム。 GBCパワポケ2以降のGBAシリーズにあった「試合中の攻防を表現したスコアボード画面で試合を見守る監督・マネージャー・コーチ」という演出がなくなった。 演出がない分テンポが良くなるという利点もある。 他のパワポケシリーズと違って、リセットした後のオートセーブがない。 リセットペナルティ自体はあるもののリセット自体は何回も出来る。ミニゲームや試合がある週を覚えておいてその前にセーブして何度もやり直すスタイルも可能。 本作はミニゲームの難易度が高く、即死イベントの多さも相まって救済措置として今作はリセット後の復帰回数の制限をなくしたとされている。 『9』以降は今までと同様5回リセットするとゲームオーバーとなりセーブデータが消去されるため、本作限定の仕様となっている。 俺ペナに本作だけの仕様として魔人システムが追加。年俸を使って有利にしてくれるが妨害を行う事もある。 この魔人は『11』の本編に出てくるものの原型だが、そちらはファンの不評を買っている。 アレンジチームには珍しい存在として『7』に出てきた「オリエント高校」と「ヒーローズ」が追加されている。 特にヒーロー達は後に公式パスワードで使えるものや「デビルスターズ」に在籍する者も居るが、アレンジチームとして使えるのは本作のみ。 なお『7』主人公のバッドエンドの成れの果て「オウド(おうど色マスク)」もベンチに座っている。正史ではないのでファンサービスとして見るべきだろう。 問題点 野手60人登録バグ サクセスモードやパスワードで野手を累計60人以上登録した場合、それ以上選手登録が不可能になるという致命的なバグがある。 仮に選手データを削除しても回避は不可能。 当初コナミは「仕様」として乗り切ろうとした。後にコナミは修理対応を受け付けたがバグが除去されるわけではない(現在は対応終了)。 このバグを避けるには投手(ピッチャー)を作るよう心がけるしかない。投手なら60人以上作っても問題はない。 一応野手で始めてもポイントにすれば問題はない。 一度発生してしまえば解除する手段はデータの初期化のみ。 元々バグが多いシリーズだが、遊びやすさを快適にするバグも多かった。しかし本作の選手登録バグは最悪レベルであり注意が必要である。 その他のバグ 『7』から引き続いて本作の相棒メガネを務める「湯田」が初期ROMでパワーアップすると異様に弱体化する。 彼のパワーアップはランダムなので逆に弱体化してしまう事を回避する事も出来ない。 「勉強」のスピード+で球速を上げても何故か肩力が上がらない。 肩力を上げたい場合は目標の球速前まで勉強で上げてから通常のステータスアップで行う必要がある。 裏サクセスで稀に「0」マスで安心と見せかけながら隣接する地雷があるらしい。 基本ルールから逸脱しているので、マインスイーパとして破綻している。 ただ報告例がほぼ確認できず、筆者も確認したことがない。裏サクセスにはある手順を踏むことで画面内の地雷を可視化できるバグがあるので、そこで勘違いした可能性もある。 野球パート バランスがおかしい ボールのグラフィックが大きすぎる。ソフトボールと見間違えるほど。 バッティングが非常に弱い。シリーズ最悪レベルの打ちにくさという指摘もあるほど。 ミート打ちがシリーズでも最弱クラス。パワーAあっても内野の頭を超えることすら困難。まともにヒットを打つためには強振打ちが必須であり、当然ロックオンでなければ極度に打ちづらくなる。 あまりのミート打ちの弱さのせいで、ミートのステータスがほとんど機能していないも同然(強振時のパワー反映率に多少影響しているが)。 強振できっちり真芯に捉えれば、外野の頭すら超えるようなヒットやパワー次第だがホームランをも比較的容易に打てる。ミート打ちとの差があまりに大きすぎる。 CPUは狙い澄ましたように打ち飛ばしてくる。 CPUは投げた瞬間にカーソルを合わせて、きっちり強振で仕留めてくる。球種の読みを間違った場合こそ空振りするものの全体的に読みは鋭い。 CPU同士で対戦させてみるとよく分かるが、CPUは異常なまでにミート打ちしてこない。CPU特有の正確さできっちり強振打ちしてくるため打球が飛びやすく、理不尽さを強く感じさせる要因になっている。 ストライクゾーンが広すぎる。上下はパワプロ特有のデフォルメキャラなのでまだいいとしても、ホームベースのグラフィックより明らかに横幅が大きいのはいかがなものか。 ミートはGBA時代のような真円系なので隅に投げられるとミートカーソルが間に合わない事もしばしば。またミートカーソルの移動速度自体、GBA時代より僅かながら遅くなっている。 上述の通り今作は強振打ちが半ば必須のバランスであるため、ロックオンなしで真面目に打とうとするとある程度コースを先読みしてカーソルを寄せておくことも必要になる。本家パワプロのようにキャッチャーウィンドウが表示されるわけでもないため、かなり難易度は高い。 ストライクゾーンの下ギリギリより上でもボールになる。 外野が異様に広く、外野の足が遅い。そのため外野にぶっ飛ばされると三塁打も平気で飛び交う。 サクセスの監督の采配がおかしい。4番とピッチャーを交代したりなど。3年目では主人公が暗示の機械を使ってホッパーズの全選手を操作出来るようになるが監督采配は変わらず。 このようにバランス崩壊級の野球パートではあるが、サイボーグ同盟のリーダーおよびCCRの黒幕と決着をつけるためにはリーグ優勝が必要不可欠である。そのため、以下のような野球として不自然な攻略法が生まれた。 ボール球を敵が投げて来ることが多い。死球になりやすい外角高めの位置に構えて、四死球を狙っていく戦略が強力。フルカウントまで粘れば、大概は塁に出られる。 確実に盗塁(ホームスチール含む)を決められるAIの穴があるので、塁に出られれば点を取るのは安易。 本作はプロ野球編だが、日本シリーズ決勝戦で四死球やホームスチールで試合が決まってしまうこともある。 その他 サクセスにおける「ミニゲーム」の扱い 「真相を掴んで完全クリアする」ことを目指すなら、「ハラハラ!ウォッチ」と「ばんばんど~ん!の某キャラ戦」(*1)を除いたほぼ全てをクリアする必要がある。いずれも難易度が高く、バランス崩壊した野球とは別の難しさがある。 なお失敗するとゲームオーバーになる。本作はリセット回数に制限がない事が救い。 リセットする度にミニゲームの難易度が下がる救済処置もある。 クリアだけならミニゲームを一切クリアせずとも、世間評価さえ70以上に上げれば出来るが、『7』ほどではないもののどこか引っかかるものが残る結末に。 + ミニゲーム詳細 制限時間内に1~16の数字を押して爆弾を解体する「ハラハラ!ウォッチ」 サクセス中はクリアできなくてもエンディングに影響はない。 『2』のミニゲームをリメイクしたテロリストが乗る車を破壊する「くるまでぶぅーん3D」 操作感に癖はあるが、サクセス中の難易度は低く初見でもクリア可能。 魂斗羅シリーズのパロディの「くるくるバキューン」 シリーズ中最も難しいミニゲームと言っても過言ではなくアクションゲームに慣れていないと「かんたん」のクリアも難しい。 十字ボタンによる移動とタッチペンによる銃撃を使い分けて「サイボーグ同盟のリーダー」「某彼女キャラ」「CCRの黒幕」と戦う「ばんばんど~ん!」 なお最強は黒幕ではなく、地雷を使って移動を制限してくる某キャラと言われている。 ただし彼女イベントの進行度合いによっては戦闘回避が出来たり援軍が抑えてくれたりする。残り2人は倒し方さえ覚えれば簡単。 パワポケポイントを使って変なアイテムを買うオークションモードがある。 パワポケポイントが足りない中で無駄遣いしている余裕はないため不評。そのためか本作だけで終わってしまった。 賛否両論点 本作から「ギャルゲ化・ラノベ化した」という意見も少なからずある。 + 本作のサブイベント GBA時代に比べると「伏線になるサブイベント」がやたら増えた。 後述する「アルバムのあるサブキャラ」のイベントで後のシリーズに影響を与えるモノが多く、軽く遊んだだけでは網羅するのは難しい。 具体的に「主人公によって解体されるCCR」「サイボーグ用に遺伝子操作で生み出されたアンドロイド」「大神グループの抱える闇」「(EDの一つで)CCR及び大神グループを裏切る白瀬」「(EDの一つで)裏社会のエージェントになる冬子」「ルート中、茜の義理の姉として面倒を見ていくうちにシスコンになったリン」などである。 また「寺岡」「立花ボボ」「オレンジ」といった再登場サブキャラの顛末も、『12』でそれぞれデウエス・立花2号・ピンクといったキャラに深く関わっていく。 正直、実プレイだけで網羅するのはかなり厳しい。 また本筋も「テロリストのサイボーグたちとの戦い」及び「不正を働いていた組織に対する反逆」と、バトル展開が主軸になっている。 一応、本作の主人公は3年目には野球にのめりこんでいる描写があるため全く関わりが無いわけではない。また敵サイボーグのリーダーをおびきだすにはリーグ優勝が必須である。 裏サクセスが『3』に引き続きマインスイーパ。 アイテムの増加、Xボタンによる周囲の全掘り、スターシステムによるストーリー性の追加など改善はされているものの『7』の大正編を評価している人からは残念がる声もある。 この事も「ニンテンドーDSに移行して時間がなかった」という事を示唆している。新ハードの一作目は地雷。 評価点 野球やシステム面の改善点がある。これらは後のシリーズにも引き継がれた。 ニンテンドーDSに移行した事もあり、ボタン数の増加やタッチスクリーンの台頭を生かして利便性を上げたことは評価できる。 + 追加要素など 野球の追加要素 ボタン数が増えた事によって右手側ボタンのみで送球が出来るようになった。 球場が3D化してリアル感が上がった。なお投球画面が3Dになるのは『10』から。 ドロップ、Dカーブ、サークルチェンジ、Hシュートが新球種として登場。 他にもオリジナル変化球をサクセスモードで作れるようになった。 今までは同方向の変化球は1球種しか持てなかったが(例えば「カーブ」が「スローカーブ」に進化するなど)本作では本家パワプロのように同方向でも球種を使い分ける事が出来るようになった(例えば「カーブ」と「スローカーブ」を両方使い分けられるようになった)。 選手の名前を呼ぶウグイス嬢が採用された。 本家パワプロ同様「弾道」が選手データとして追加(*2)。またこれまでマスクデータだった「エラー回避」のステータスが「エラー率」として表示されるようになった。 「エラー率」表記は今作のみで、15段階だがA~Gのランク分けはされていない。高いほうが良いのか低いほうが良いのか非常に分かりづらかったためか『9』以降は「耐エラー」と表記されるようになり、ランク分けも行われるようになった。 弾道は普通に経験値で強化できる一方、エラー率は一部のイベント、または後述の勉強でしか強化できない。そのため非常に上げづらく、今作で育成したキャラはエラー率だけが他の能力より低い、というタイプになりがちである。 ちなみに「弾道」は彼女候補キャラとの営みの暗喩として使われるようになっていくことになる(それも本作から早速)。鬼鮫のアニキに掘られると下がる。 新モード「ホームラン競争」が追加。上手く打てればパワポケポイントを稼げるようになった。 登録した選手を通信交換できるようになった。 ストーリーとキャラクター ストーリーと彼女候補のストーリーは概ね好評。 + 「特命ハンター」である主人公の本作でのメインストーリー 主人公は主人公最強の「戦闘力」を誇ると言われている超人だが、「今まで野球を知らなかったのにもかかわらず、プロ球団に入団させられた」という経緯を持つ。 しかし野球の勉強、仲間達との交流、サイボーグ同盟のテロからホッパーズを守っていくうちに3年目には野球が好きになっていき、ホッパーズのリーグ優勝・日本一を本気で目指すようになっていった。EDでも野球選手と裏のエージェントの二重生活を選ぶ結末が多い。 『9』に登場する元サイボーグ同盟の彼女候補キャラによって明かされた「第三世代アンドロイドは自分がアンドロイドの自覚がない」「大神製アンドロイドはオオガミの重役の顔を覚えられない」ことと後に重役だった事が判明した木村の顔を主人公を覚えられないイベント、喧嘩慣れした9主や6主よりも強いと明言されている事、「寿命」ゲージの存在などから彼もまたアンドロイドではないかというファンの説もあるが確証はない。 敵のサイボーグ同盟もその背景は人体実験として生み出された悲哀を持つ。 サイボーグ同盟の穏健派である彼女キャラの森友子やリーダーの石中学が主人公に正体がバレた時には「ただ普通の人間として生きたかった」という思いを主人公に告げている。 『7』での黒野博士の名言「正義の反対はまた別の正義」を体現した存在である。 また石中に協力するEDでは主人公は「付き合ってみるといい奴が多い」という感想を抱いている。 本作のラスボスであるCCRの黒幕・灰原も武人であり、「降伏は無駄だ。抵抗しろ」などの名言もあってか人気は高い。 別に野球パートで主人公を妨害してくるわけでもなく、そもそも真相にたどり着かないルートならば敵対すらしない。ミニゲームで主人公と決着を付けられるのも『10』以降のバトル展開との違いと言えるだろう。 後の『10』『13』の裏サクセスでも高い戦闘力で頼りになる存在として登場する。 パワポケのアルバムは基本「彼女」と「仲間」のものだが、本作ではうろつきやランダムイベントで登場するサブキャラのアルバムが充実している。 + 魅力的なサブキャラクター 当初は主人公を怪しんでいたが、CCRのガサ入れの件で主人公に協力する熱血刑事「赤井」 シリーズお馴染みのバッタ人間だが、本作で寿命が来てしまう事を寂しがった黒野博士によって記憶を移し替えたクローンが作られる「立花ボボ」 『3』からの継続キャラで彼女候補「白瀬」と友人になりワギリバッテリーを開発する事になる「寺岡薫」 『7』のヒーローの生き残りだが、主人公の勘違いで捕まって人体実験されバラバラにされてしまった「オレンジ」 主人公と腐れ縁の女情報屋で、彼女候補「茜」のシナリオでは彼女の義理の姉となる「リン」 『1』からのお馴染みの嫌がらせキャラだが、アルバムがあるのは本作だけの「荒井三兄弟」 そして『5』から磨きをかけてパワーアップして帰ってきたホモアニキ「鬼鮫コーチ」 まず彼に惚れられるシーンで薔薇のような演出が追加された。また彼に襲われるシーンで「ソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤ(み~みみみみ~)」など音声が追加された。 何気に『5』ではそれほどマイナス効果を与えてこなかったが本作からは彼に掘られると弾道が下がるようになり、本作では寿命も削られる。寿命がギリギリの状態で鬼鮫に掘られると文字通り「死ぬ(殺される)」 本作ではパワプロからゲストキャラとして輝星也が登場するが、輝も鬼鮫の犠牲になる。 ホッパーズの仲間キャラも、とある彼女キャラのBADエンドではその人物の記憶を消され涙を流す主人公に「人は忘れることが出来るから生きていけるでやんすよ」という名言で慰める「湯田」、野球に興味のないホッパーズオーナーの父親に後継者として育てられる「大神」、倉刈さんの息子である「アキラ」、目立ちたがり屋の捕手「芽館」、元モグラーズの主力選手で現在はコーチを務めている「水木」、『5』から登場する暴れん坊「諸星」と、彼と親友になり強い絆で結ばれる本作の重要人物「石中」など、印象に残るキャラが多い。 サイボーグ同盟でホッパーズの寮母として潜入している「小野」も、何故攻略できないのかという声が上がった事もある。 彼女候補キャラ 彼女候補キャラも「普通ではない女性」しか居ないが、概ね人気は高い。 + 本作の彼女候補 「白瀬芙喜子(しらせふきこ)」は主人公の相棒としてバックアップに回る。 身体能力テストで主人公に負けたことでライバル視しているが、いささか歪んだ形ではあるものの恋愛感情も抱いている。サクセス開始後しばらくすると定期イベントで確実に電話番号を入手できる(他の彼女候補の攻略が一定以上進むと連絡できなくなる)。 任務のために非情になれるが根は人情派で、寺岡のイベントや友子のハッピーエンドで彼女の優しさが窺える。 本作の真相に関わるキャラのひとり。そのため超特殊能力取得・アルバム取得ともに真相ルートの進行が必須。代わりに彼女自身の必須イベントは少なく、真相ルートと無理なく並行できる。 彼女のエンドはどちらもバッドエンドのときのBGMが使われており、雰囲気も似ているが内容はかなり対照的。 後に判明したことだが、彼女の正体は『1』『3』に登場した四路智美の遺伝子が使われた第三世代アンドロイドで、『12』『14』でも重要なサブキャラとして登場する。 「雪白冬子(ゆきしろとうこ)」は大学生のお嬢様。 実家が暗殺者の家系である。 バッドEDが存在せず、ウェルダースオリジナルのCMのパク……オマージュEDと裏社会に入って主人公と名コンビを組むEDがある。 スタッフ曰く「あれはツンデレではない」らしいが態度がツンデレっぽい。 後の裏サクセスでもたびたび登場し、その度に強キャラとして登場する。 「森友子(もりともこ)」は主人公の中学生の同級生。 ゴールデン銀座で再会して交流するようになるが話していく内に主人公の思い出を友子が知らなかったり、白瀬への定期連絡を怠るくらい時間がいつの間にか飛んでいたりという事が起こっていく。それは彼女の抱える重大な秘密に関係している。 実はサイボーグであり、記憶を操作する装置を埋め込まれていて主人公に自分が「中学時代の友達」であるという嘘の記憶を植え付けていた。しかし彼女本人は平穏な生活を送りたいと願う穏健派であり、主人公と戦う意思もない。 本作のグッドEDを見るのが難しい代わりに強い選手が作れる枠。出会いと終盤の重要イベントがランダム、リーグ優勝とCCRの黒幕の撃破が必須、その上で「選手を15人登録する」という作業を行わなければハッピーEDで再会出来ない。その代わりEDは感動する。 ちなみにバッドエンド・ノーマルエンドルートでも超特殊能力は取得可能。こちらの場合は真相ルートを無視してもOK。 寝技が得意で「体力が減って弾道(パワー)が上がる」イベントが合計3つある。 また彼女のシナリオでは湯田と白瀬が主人公と友子の関係に嫉妬する展開が印象深いが、終盤に別離するか否かの状況に立たされた状況で優しさを見せるシーンはとても人情味がある。 「星影(ほしかげ)ヒヨリ」はミルキー通りで歌を歌う自称宇宙人の女の子。 だが本当に宇宙人だった。悪のエネルギーを吸い取るギャスビゴー星人と戦っている。彼女の歌う「ラブラブ▼ビッグバン」(▼はハートマーク)は声付き。そして白瀬の最大の弱点である。パワポケの全彼女候補の平均年齢が5000万歳なのは彼女のせい。 ギャスビゴー星人も後の裏サクセスで印象深い登場をする。特に『11』の裏サクセスのギャスビゴー星人は地球人をハタ人間として洗脳する最大の敵として立ちはだかる。 正体を知るルートがバッドエンドで、正体を知らないままのルートがグッドエンドという珍しいタイプ。プロフィール入手のためには1度はバッドエンドルートを通る必要がある。 「高坂茜(こうさかあかね)」は博多幸博氏による緑髪伝説の一つ。氏の緑髪ヒロインの中でも特にギャルゲーヒロインの色が濃い。 公園にダンボールで作った「アカネハウス」に住む家出少女でランダムが絡む。アホ毛がぴょこぴょこ動き、敬語で話す。だが彼女もまた重い背景を背負っている。 ランダム性が高いため攻略難度は高い方。彼女のシナリオに深く関わる主人公と腐れ縁の情報屋リンとの再会自体がランダムで、運が悪いと3年目にようやくという事も有りえる。この場合、その周回で茜の攻略はまず不可能。 主人公はリンに彼女の姉になってくれと頼むが、リンは茜が主人公を好いている事に勘付き主人公に茜を託して去る。その時に好感度が低ければ茜が「幸せしか見えない人形なればいいんだ!」と叫んで精神崩壊してしまう。彼女との絆が高ければ感情を発散する事が出来、体力が減って弾道が上がるイベントを経た後に主人公との子供を成してリンを迎えに行くアルバムが追加される。 「紺野美空(こんのみそら)」は性格も体格も子供っぽいが二十歳の女性。だが上川辰也というサイボーグに暗示をかけられ怪盗レッドローズとして利用されている。本作の野球超人伝の所有者。 『7』の真央、『9』の奈津姫と同じくパワポケポイントを使って登場させる隠し彼女だが、他の隠し彼女と違って本作の真相やシナリオ中の敵と内通しているわけではないため影が薄い。隠し彼女である必要性があるかどうかは疑問という声もある。決して魅力がないわけではないのだが不憫枠扱いされがち。 攻略に必要なイベント数が少ないため、真相ルート攻略の邪魔になりにくいのは大きなメリット。また真相にたどり着いた場合、助力に登場してくれるためゲームオーバーにならずに済む。 ミニゲームの出来そのものは良い。 サクセスと切り離されたミニゲームモードなら、自分に合った4段階の難易度で楽しめる。 特にアクションゲーム「くるまでぶぅーん3D」「くるくるバキューン」は中毒性が高い。 慣れないうちは「かんたん」すらクリアは困難だが、やり込めば実力の向上を感じられる。 総評 プラットフォームをニンテンドーDSへ、ジャンルを「野球バラエティ」へ移行した初の作品。 バランスが悪すぎる野球だけを見ればクソゲーレベルなのは前作と同様。 開発期間が足りなかった事から他にも荒削りな点が多いが、魅力的なサブキャラ・敵キャラ・彼女キャラ・主人公は根強い支持があり、そこで帳消しにできるかどうかで本作の評価は変わってくるだろう。 余談 直前の『パワポケ甲子園』の開発が本作にフィードバックされていると公式ガイドで語られているが、同作はミート打ちが度を越して強く、物議を醸した。そこからちゃんとフィードバックしたこと自体は決して悪いことではないのだが、どうしてここまで極端に走ったのだろうか…。 GBAアクション野球では最終作の『7』に比べて本作は初ハードによる開発の不慣れがあるという擁護は可能。 だがストーリーや彼女キャラを評価する人からも(野球パートの残念さが)勿体ないといわれるのは『7』と変わらず。 シリーズの次回作はGBA『パワポケダッシュ』であり、次々回作がDSの『パワプロクンポケット9』である。
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パワプロクンポケット7 開発 コナミコンピュータエンタテイメントスタジオ(現コナミデジタルエンタテインメント) 発売 機種 ゲームボーイアドバンス ジャンル スポーツ 発売日 2004.12.2 CERO 全年齢(全年齢対象) プレイ人数 1~2人 通信要素 ローカル対戦 リンク 公式サイト パワポケ総合サイト 2chスレッド スレッド検索「パワプロクンポケット」で2ch検索 「パワポケ」で2ch検索 シリーズ関連wiki シリーズ攻略まとめwiki4 6 8 ダッシュ 9 10 11 12 13 14 パワポケ考察 Wiki パワプロ・パワポケ選手能力まとめ Wiki Wikipedia関連項目 パワプロクンポケット7 パワプロクンポケットシリーズ 本日 - 昨日 - 累計 - ログイン
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パワプロクンポケット10のページです ポケ10裏技 ポケ10攻略 ポケ10小技 選手パスワード
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タイトル partの後に適切な数字を置く。基本的には現在のスレ番号+1現行スレの番号が間違っている場合があるので、 1付近のレスや前スレで確認を取ることが望ましい 【DS】【パワポケ】は検索用タグなので外さない 【DS】パワプロクンポケット14 part【パワポケ】 1 前スレ・関連スレの部分を随時最新のものに書き換えるスレ番号が間違っている場合はスレタイ末尾に(実質X)と加筆する パワプロクンポケット14についての情報交換や雑談のためのスレッドです 質問する前にテンプレにあるサイトなどを調べましょう 荒らし、アンチなどはスルーしましょう。sage進行推奨 ※sageのやり方:E-mail欄に[sage]と入力 次スレは 950が立てること。次スレが立つまでは減速を心掛けましょう 新スレには前スレを使い切ってから書き込みましょう 公式サイト ttp //www.konami.jp/pawa/poke/14/ まとめwiki ttp //www22.atwiki.jp/poke14/ 前スレ 【DS】パワプロクンポケット14 part4【パワポケ】 ttp //toki.2ch.net/test/read.cgi/handygame/1321718103/ 関連スレ 【パワポケ】パワプロクンポケット総合135 ttp //toki.2ch.net/test/read.cgi/handygame/1320137734/
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パワプロクンポケット5 概要 ストーリー 特徴 基本システム 表サクセス ゲームバランス 裏サクセス 評価点 賛否両論点 表サクセス 問題点 表サクセス 裏サクセス その他 総評 余談 パワプロクンポケット5 【ぱわぷろくんぽけっとご/ふぁいぶ】 ジャンル 野球ゲーム 対応機種 ゲームボーイアドバンス メディア 64MbitROMカートリッジ 発売元 コナミ 開発元 コナミコンピュータエンタテインメントスタジオ(ダイヤモンドヘッドプロダクション) 発売日 2003年1月23日 定価 5,040円 プレイ人数 1人~2人 レーティング CERO 全年齢対象 判定 良作 ポイント モグラーズ編2章で実質『2』の続編(一部で大人気の)鬼鮫コーチ初登場「俺のペナント」初登場 パワプロクンポケットシリーズリンク ゲームがいろいろ盛りだくさん!! 概要 本家とは似ても似つかないシナリオや彼女、サクセスで人気を集めてきたパワプロクンポケットシリーズの5作目にしてGBA版の第3作。 『2』に引き続いてプロ野球編にして実質『2』の続編。『2』の懐かしのキャラが多数登場する。 本作のテーマはモグラーズ2軍選手と体が入れ替わってしまった元スター選手。 ストーリー 表サクセス「大神モグラーズ編」球界のスター選手である小杉優作。しかしある日、廊下でぶつかった拍子に万年二軍選手である主人公の体と入れ替わってしまう。元の体に戻ろうと説得するものの、スターの地位と体を手に入れた新しい「小杉優作」は全く取り合おうとしない。元の体に戻るため、主人公(小杉)は交渉手段として鈍りきった今の体を鍛え直しかつてと同じようなスター選手を目指すのだった。 裏サクセス「忍者戦国編」どこかの勢力に所属し陣地を奪って城を攻める、三国志風RPG。 特徴 基本システム 野球パートが前作『4』よりもさらに遊びやすくなった。 球場が更に広くなった。 今まで長方形の四角だったミートカーソルが丸くなって本家に近づきミートで打ちやすくなった。 前作までは投手で球種選択してからコースを選ぶまで時間制限がなかったが、本作では球種選択して少ししたら投げるようになった。前作はストライクゾーンぎりぎりにスローボールを投げる戦略が猛威を振るったので残念だが当然と言えるかもしれない。 一部の特殊能力の削除(バント×)と追加が行われ、更に◎系特殊能力が多く追加されたこともあり、サクセスでマイナスとプラスの両方を取得した(順不同)場合、『4』以前やパワプロとは違い相殺するようになった。ただし何故か「走塁○・×」と「盗塁○・×」のみ4以前やパワプロのように後から取得した特殊能力が優先される。この仕様は『7』までデバッグされることなく続き『ダッシュ』やDSシリーズでは不明。 「盗塁○・×」が常時発動するバグがありかなり凶悪になっている。走力A 「盗塁○」持ちの選手なら挟まれても簡単に進塁が可能(*1)。「クイック○」も発動しない。『6』と「『1・2』もこの仕様を引き継いでいる。 打撃、守備、総合攻撃、総合守備の野球の練習ができる「キャンプ」が初登場。以降のパワポケシリーズでは標準搭載された。 前作から登場した「ペナント」にサクセスで創った選手を放り込んで更に強化出来る「俺のペナント」が初登場。後の本家パワプロに登場した「マイライフ」のパワポケ版である。 表サクセス パワポケオリジナル球団「モグラーズ」の第2章という事で、過去キャラの再登場が多い。 『2』から引き続き登場する凡田・水木は野球選手としては本作が事実上の引退となる。凡田はメガネ一族の最年長としてサブイベントで主人公に助言をする役回りになり、水木は後のプロ野球編でコーチとして再登場するほか『ダッシュ』でもキーパーソンを務めるプロ野球編の裏の主役とも。 『4』の最強の助っ人キャラ「大神」もモグラーズに入団。プロペラ団の遺産をほぼ受け継いだ父親がモグラーズを買収した事などもあってスランプに陥っている。この買収が後々のパワポケに深く関わる事となる。 他にも古沢、磯田コーチ、幸恵さん、大鉄、倉刈一家など懐かしのメンバーが再登場。後の『8』『11』でも登場するなどサブレギュラーとなる。 今までのミニゲームは仲間集めのために行うものだったが、本作はモグラーズの「コーチ」の与えるミニゲームをレベル順クリアしていくと特殊能力がもらえるという形式になった。 前作に引き続き『グラディウス』風ミニゲーム「弾出る飛行機ぴゅんぴゅんぴゅん」が再登場。 鬼鮫コーチの与える「ハコdeグチャッ」は独自のルールによる落ち物パズルで中毒性が高い。好評だったのか『13』にてルールそのままで復活した。 コーチ 本作は「コーチ」コマンドがあり、評価を上げることによって20ごとに練習での経験値がコーチごとに1増加する。 技術コーチの手久野はパワポケでは珍しい普通のキャラに見えるが、グラディウスで指先を鍛える訓練を勧めたり、後述する鬼鮫と迅雷のケンカの原因を作った元凶であるなど結構出世欲の強い野心家である。 本作では唯一アルバムがないコーチ。 「引退したらコーチになれ」という主人公をコーチにコンバートさせようとする代表イベントがあるが、アルバムとは関係が無い上に発生させるメリットも少ないという不遇な存在である。 素早さ・変化球コーチの迅雷は忍者にしか見えない人物。鬼鮫コーチとは犬猿の仲。 + 迅雷の正体 実は彼女候補「珠子」であり、彼女の訓練を受け続け評価を上げると占い師をやっている珠子と知り合う事が出来る。彼女キャラとしてアルバムが存在するがBADエンドでは迅雷=珠子である事を教えられずに主人公の元から去っていく。 後のシリーズでは鬼鮫は「女には興味がない」というキャラ設定になっているが、彼から敵視されているのは恐らくそういう事なのだろう。 そして最大の問題児が筋力コーチである鬼鮫清次である。彼は本作が初登場。 ケツアゴが印象深い漢で選手に筋肉を付ける事にはとても熱心で面倒見がいいのだが……実はゲイである。 というかイベントを完遂すると掘られる。そして攻略キャラとしてアルバムが存在する。 定番キャラとなったのかプロ野球編の『8』『11』でも登場。ニンテンドーDSになった事もあって『5』にはない「ソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤ(み~みみみみ~)」なる掛け声で文字通り主人公や仲間キャラに襲い掛かってくる。 根は筋力をつけることに熱意のある面倒見のいい兄貴キャラである。後のシリーズでは弾道下げたり寿命を削り殺して来たりするが本作では「ノビ○」「重い球」「回復○」「パワーヒッター」など強力な得能や大量の筋力経験値をくれる美味しいキャラである。ちなみに掘られた場合、コーチ評価が最大なるなどのメリットがあるだけで能力が下がるなどは無いのだが、その後のエンディングでは……本作でもハコを投げて来るが。 ゲームバランス 「センス○」を他のシリーズと比べて比較的取得しやすく、ちょっとしたうろつきや発生条件無しのランダムイベントでも取得できる。 他にも特定の条件をこなすことで「威圧感」を簡単に取得できる。ただし「人気者」においてはマイナス効果の大きい消費アイテムの「怪しい薬」でしか取得できないため、シリーズ一取得が難しくなっている 彼女以外のイベントでも特殊能力を取得できる機会が多い。特に勇の部屋にうろつくことによって野手ならば「内野安打○」「アベレージヒッター」(*2)「盗塁○」、投手ならば「勝ち運」「重い球」「回復○」、共通で「ケガ○」「バント○」と、優秀な特殊能力を取得できる。 他にも前述の鬼鮫のイベントも優秀。 アイテムの方もノーリスク取得できる機会が多く、後述のパチンコや、ランダムイベント、数回のうろつきなどでやろうと思えば「よくとぶバット」などの「4種の神器」簡単に揃えられる。 ただし、ここまでアイテム簡単にそろえられるのは、シリーズで『5』以外ではあまりない。 『4』同様「怪しい薬」が非常に使いにくい。「人気者」や「満塁男」なんてとても取得できない。 「(入れ替わった)小杉」との結末には複数あるもののクリア自体は監督評価を上げればいいので楽。 試合自体も比較的活躍しやすく、クリアするだけならパワポケシリーズの中でも低難度の方。 ただし後述の賛否両論の項目で語るが、日本一を目指すのは運が絡む。 裏サクセス 『4』でのファンタジーRPG編をそのまま進化させた三国志風RPG。前作の裏サクセス同様、相変わらず野球要素がほぼ存在しない。 初心者用の「水虎」、高難度の「火竜」、オールAどころかオールMAXも目指せる「月光」とそれぞれ仲間に出来るキャラも変わってくる。 特に月光編は歴代シリーズでもトップクラスの育成効率であり、野手なら能力オールMAXに加えて超特殊能力や威圧感、投手は必要なパーツが多いため野手ほどではないにしろエース級を量産可能。更に俺ペナを3回繰り返せば最強選手も夢ではない。 これまでのパワポケキャラがオールスターなので懐かしい気持ちになれる。 独特なシステムが多いのも特徴。 敵のレベルは日数経過や主人公のレベルに比例して上昇するが、最初に戦闘した時点でその領地の敵レベルは固定される。 これを利用して主人公をレベル1のまま全く育てない、村などを守る強敵には序盤に偵察を送ってレベルを固定し後から倒すといった攻略法が存在する。 各キャラには得意な地形が設定されており、得意な地形戦闘及び町、城、関所での防衛時はレベル補正で能力が上昇する。 主人公及びいつでも雇える下忍以外の固有キャラはHPが0になると死亡して2度と生き返らない。また、主人公が倒されても治療費分のお金が減るだけでゲームオーバーにはならない。 固有キャラをクビにすると次回の戦闘時に敵として襲ってくる。 不要なキャラでもあえて一度仲間にしてから即クビにすることで、経験値やお金をたくさん稼ぐことが出来る。 全体的に敵が強く、全体に大ダメージを与える炎や爆弾、HPを残り1まで減らす致命的な一撃、一定の確率で攻撃を無効にする変わり身の術を使う厄介な敵が多い。 不意の爆弾や致命的な一撃などで固有キャラを失うと戦力によっては最初からやり直しを余儀なくされる。 混乱状態になる「パ~の術」も自然回復しない為、自力で逃走やHP回復ができなくなり非常に危険。 時々、行商人から「イカーリの巻物」「ススームの巻物」「アバータの巻物」「アッオイの巻物」という4種類の巻物を購入できる。 同じ種類の巻物を4枚集めると本家パワプロでお馴染みの「猪狩守」「猪狩進」「阿畑」「葵(早川あおい)」が選手登録される。なお、ポジションや能力はランダムで決定される。 天下統一後、3日毎に2体ずつ襲ってくる「伝説の十八鬼神」が非常に強い。特に致命的な一撃持ちである「~邪鬼神」シリーズの強さはラスボス以上。 その分見返りも大きく、全て倒せば超特殊能力が入手可能だが、どれを貰えるかはランダムな上に、値は張るが普通に購入可能なためスルーしても問題ない。 この為、敢えて領地を1つだけ占領せずに残すという攻略法が存在する。 最後に登場するZガンダーゴーレムは前作に引き続いて強敵。負けてもクリアにはなるが勝てば大金とパーツをもらえる。なお本作が裏サクセスの黒幕「カメダ」のピークでもある。 評価点 後述する賛否両論点はあるものの、野球を軸に据えた熱いストーリーは評価されている。 弱小チームの成長や心象の変化など見所は多い。 良いエンディングを迎えるには運が絡むが、達成感はひとしお。 以降の作品よりも練習の経験値効率が良い。 練習の基礎経験値自体は前作よりは大きく減っているが、次作以降よりも野球道具アイテムよりも効果が高いことと、コーチ評価の存在により中盤以降の練習での取得経験値がかなり多くなる。 練習での体力消費も次作以降より低く、回復コマンドを控えながらの練習が可能になっている。 ただし、投手は野手より練習経験値が控え目になっている。 野球は順調に進化しており次回作で一つの完成形となる。 裏サクセス・ミニゲームの中毒性が高い。 前作より安定したバランスとなりこちらをメインでやりこんだプレイヤーもいるほど。 「俺のペナント」はサクセスで作成した選手で遊べるモードとして評価されている。 本作においては荒削りすぎるせいで選手が強くなりすぎるが、次回作以降で遊びやすく改善された。 賛否両論点 表サクセス そもそも、表サクセス自体に賛否の声がある。本作のライバルキャラ「小杉」の設定にある。 + 主人公と小杉の関係について 本作の表サクセスの大きな特徴は、本家パワプロシリーズとパワポケシリーズにも無かった、主人公が実質「パワポケ君(パワプロ君)」ではなく「小杉優作」という完全な第三者となっている点である。つまりプレイヤーは、姿かたちはパワポケ君とはいえ元々は脇役である人物の名前を決めるという妙なことをしなければならない。 後のパワポケシリーズでも「タイムパトロール」「ヒーローの生みの親」など突飛な設定の「パワポケ君」は存在するものの、あくまで突飛な背景を持つだけで基本は野球好きの人物というだけだが本作では明確に「小杉優作」という第三者が「(性格があまり良くない)パワポケ君」の体と入れ替わってしまっている。 トゥルーエンドではない別のエンディング(モグラーズは日本一にはなれなかったものの監督評価を維持出来たノーマルエンド。)では、主人公は紆余曲折もあってようやく元の体(*3)に戻るが、「前の体のままでもいいや」と勝手に自己完結して黒野博士に前の体に整形してもらうという、あまりにも突飛過ぎる内容となっている(*4)。 監督評価が低いと、このシーンの後に荒井三兄弟からクビを言い渡されるという、非常に後味の悪いゲームオーバーを迎える。 この場合もとの体に戻った現小杉(*5)は塚本に捕まり「自分が入れ替わった後の小杉だ」と塚本に主張するが、「元の体に戻れたところで利用価値は無い」と言われ、海外へ兵隊として売られてしまう。 3年目で試合に勝ち続けると、現小杉が塚本と手を切って野球に打ち込むようになり、日本シリーズの試合前に繰り広げられる元小杉=主人公と現小杉の「お互いの過去と野球の才能のすべてをかけた対決」のやり取りはかなり熱く、この日本シリーズの勝敗に関わらず、「この二人が球界でも有名なライバルになる」というこれまた熱いエンディングがまっている。 しかし日本シリーズやエンディングでの「元小杉VS現小杉」のやりとりも、ゲームの中だけで勝手に盛り上がっていてプレイヤーは置いてけぼりを食らっている感が否めないという意見がある。 主人公(元小杉)と現小杉の因縁があると把握しているのは当事者同士と一部の人間のみであり、周囲がライバルとして持ち上げる展開に違和感が出てくる。また現小杉が覚醒して特訓を始める展開も、フラグが「モグラーズのリーグ優勝」であるため唐突感が少しある。 一応「若手エリート・(現)小杉」と「今まで芽が出なかった凡人・主人公」という対立構造が煽られている。 単純なことを言えば、「現小杉」だの「旧小杉」という状況が物語を非常にややこしくしている。 彼女候補は癖が強い。 プロペラ団の残党で智美を慕っていて現小杉に近づく「綾華」 幼く見えるが27歳のお水で入れ替わる前の主人公と交際して、展開によっては現小杉と心中する「恵理」 抜け忍でモグラーズのとある人物でもある「珠子」 モグラーズの仲間選手イサムと二股をかける「美咲」 倉刈仁志の娘で『2』『3』でも登場してたが本作で彼女候補になった「日出子」 ファミレスでバイトしてる初の緑髪キャラにして本作のランダムが酷い枠「めぐみ」 のりかの再来と言われるハズレ彼女「西湖美友」 裏を返せば『7』以降で賛否両論になる正史ヒロインの問題があまりないシリーズであるとも言える。 結構便利なキャラが多いのか後の裏サクセスで再登場するキャラが多い。 なお「美咲」は『4』の「秋生」とよくコンビを組んでグロ展開に巻き込まれることが多い。 「うろつき」のパチンコが強力。 ランダムで「よくとぶバット」「ラブダイナミクス」など強力アイテムが手に入るが、当たる確率は割と高いため育成理論に使われる事もある。裏を返すとやはり本作でも普通に野球していない。パワポケではよくあること。パチプロクンポケットと揶揄されるぐらいである。 当時は実在のプロ野球選手でもパチンコ通いをしていた人は少なくないため むしろ妙にリアルな描写 とも言える。ついでに本家パワプロ4のサクセスの遊ぶコマンドの画像もパチンコにいそしむパワプロくんの姿だったりする。 この事もあってか次回作では「パワポケポイント」が登場するが、むしろこちらの方が賛否両論であるためか、アイテムを入手しやすい本作のパチンコを評価する声もある。 ただし勝つまで(30%)まで同じイベントが何回も繰り返されたり(*6)、特定のイベントでは、負けると「弱気」になったり、高確率で「チャンス×/負け運」を取得してしまったりと、バランスは取れていなくもない。ただし、一定量のイベントをこなせば30%の確率で4種の神器のうち一つが無条件で手に入るようになる。 表サクセスの野球パートで操作できるのが主人公一人のみ。 つまり本作は今までのシリーズのように「あらかじめ決められた状況からスタート」ではなく、本家パワプロシリーズのように試合がどういう展開になるかは完全にランダムである。 そのため「試合で活躍して監督評価を上げる事」は安定するが「リーグ優勝して日本一を目指す」となると仲間評価を上げて他の仲間が頑張ってくれる事を信じるしかなく、運が絡む。 野手の場合は自分が打点を稼ぐことでなんとか勝つこともできるが、投手の場合味方が点を取ってくれることを願うしかなく、9回、10回になっても一点も取ってくれないこともあり引き分けか負けになってしまってストレスがたまることも多い。また、チームメイトの能力は全体的に低く、チーム自体ははっきり言って弱いためただでさえ勝つことが難しい(*7)。 ただ、試合で活躍すれば恩恵は非常に大きい。 打者だとホームランを打てば「パワーヒッター」が付いたり、チャンスで打てれば「チャンス○」が付いたりもする。しかしその反面、活躍できなければマイナス特殊能力を取得したりも。 一人が良い成績を残しても、チームメイトが活躍できないと試合に負けるというのはリアルではある。またモグラーズが弱いのも設定に忠実とも言える。 能力値の低い他選手を使わず、自分の育てた主人公だけを操作したいという層からは評判はいい。 問題点 表サクセス AIの頭が良くない。 CPUの守備がザル。投手でプレイするとヒットを打たれやすい。特に低弾道の打球に異常に弱い。本作はただでさえ「主人公しか操作しない」ので場合によっては致命的になりがち(*8)。 外野にサブポジ持ちが起用されることが多め。 また、味方の守備のレベルが仲間評価依存のため、一年目の試合の方が活躍が厳しくなるという変なバランスも存在している。 逆に野手でプレイするならヒットを打つだけで評価は上がるためクリアしやすい。しかもサクセス中の相手投手はスタミナが切れても降板しないため、二・三年目の試合(*9)の3打席目くらいから相手投手の球が棒球と化すためヒットがかなり打ちやすいが、味方投手にも同じことが起こっている可能性があるため注意が必要である。 投手練習の取得経験値がかなり控えめになっている。 特に投げ込みに関しては初期状態では絶好調でも筋力が5しかもらえない。他の作品に比べて異常に低くなっている。 「ピンチ〇」を失いやすい。 今作は前述の通り試合で特殊能力を取得できる。 投手では得点圏にランナーがいる際に一定以上凡打を稼げば「ピンチ〇」、ヒットを打たれれば ピンチ×」を取得する。 だが、その条件は試合毎にカウントが蓄積されるため一定基準に達しやすい。特に投手時の特定圏にランナーがいるという状況は発生しやすく、どんなに抑えようとしてもヒットを打たれた回数が基準に達していまいやすい。 凡打にすればヒットを打たれたカウントが減る、アウトを取り続けて「ピンチ〇」をストック(*10)できるといった仕様もない。 「ピンチ×」の取得が三年目の終盤の試合で発生すると取り返しが付かなくなってしまう。 ピンチ〇ほどではないが、この仕様によりチャンス〇や勝ち運を終盤に失ってしまうことがある。 初期版では牽制すると球を取った野手を一切動かせないバグがある。このバグはその球を持っている野手の塁に走者が突っ込んでもタッチアウトにならない(*11)。表サクセスで相手が運良く牽制してくれた時に、その塁より前にいる走者を全てホームインさせることが可能である。 ヘルスセンターと大神の部屋のうろつき回数が共存しているバグ?がある。 凡田や大神をパワーアップさせた場合、投手能力にはパワーアップが反映されず野手能力のみ変化する。 筋トレなどの経験点が大きく上がる練習が毎回できるわけではなく、期間限定にされている。 そのせいもあり、表サクセスではあまり強力な選手は作れない。おそらく、表サクセスの主眼が「強い選手を作る」から「シナリオを楽しむ」に変わったのは本作からと思われる。 ただし、「センス○」や「4種の神器」や「トルマリンの置物」などを早い段階で集めて、練習しまくったり、仲間や鬼鮫コーチのイベントをこなしたりすればオールB以上の選手を量産することは慣れれば可能である。一応、黒野博士の研究所に行けば、期間限定ではあるが前作『4』のような能力パワーアップはできる。当然、失敗して能力が下がるリスクはあるが。 ランダムで病気になる汎用イベントが複数用意されている。他のシリーズではあまり見られない仕様である。 裏サクセス 火竜編を選ぶメリットがない。 難易度が低く仲間も優秀な水虎、難易度は高いが優秀な選手を育成可能な月光と比べ、火竜は初期収入こそ高いものの主人公の使える忍術が最も威力の低い火遁の術で雇える下忍も貧弱と難易度も高く、それでいて選手の育成効率も月光に劣ると総じて中途半端。 なお、プレイ勢力はクリアするごとに水虎→火竜→月光と開放されていくが、クリア時の勢力は問わないため、火竜をプレイせずとも水虎を2度クリアすれば月光を選択できるようになる。 中盤以降時間を持て余す。 運にもよるがゲームクリア条件自体は意外と早期に達成可能だが、水虎編以外は最終日まで粘った方が強い選手を作れる。 そのため天下統一やダンジョン探索、各地のうろつきイベントを一通り終えてしまうと最終日までやることがなく暇になり、プレイ時間も長くなりがち。 全体的に主人公以外の仲間が弱い。 今作の仲間は全体的に打たれ弱く、回復の術(*12)の性能も微妙なため戦闘で非常にやられやすい。 小山や根呂など防御力の高いキャラもいるが、そちらは逆に素早さが低く終盤になると敵に攻撃が殆ど命中しなくなる。 素早さが低いにもかかわらず、「痛い一撃」や「致命的な一撃」を持っているミスマッチなキャラがいる(*13)。 給料が強さに見合っていないキャラが多く存在する。 ただし下忍は戦闘で倒されても補充が利く上に給料を払わずに済むため寧ろメリットだったりもする。 特定の戦闘以外では、HPが33%を切ると仲間が戦闘から逃げ出してしまう。 集中狙いされて一人の味方が逃げ出して戦闘が苦しくなったり(*14)、あと一歩の所で敵を倒せる場面で逃げ出したりと不便な仕様になっている。 「逃げる」の行動自体はコマンドで選択可能なため、足枷な仕様でしかない。 雑魚敵の十字手裏剣忍者が強すぎる。 本作の「○○忍者」という名前の雑魚敵は基本レベル1時の攻撃、防御、素早さの合計が45になっているが、この忍者のみ50になっている。割り振りは攻撃寄りになっており、高い攻撃力を持っている。 敵全体に2.25倍のダメージを与える爆弾を使用する。痛い一撃が発動する可能性がある「手裏剣」を投げる。一定の確率で被ダメを防ぐ「変わり身の術」を使用する。といった、おぞましいステータスを持っており水虎との戦闘時はこの忍者が出現しないことを祈る人が多く、本作のトラウマ候補である。 なぜこのような調整がされたかは不明。火竜か月光選択時の難易度上昇を狙った可能性がある。 水虎城の西側の関所には3体同時で出現する為、最大の障壁となっている。 表サクセス程ではないにしろRPGとしては運要素が強い。 主人公以外の仲間がオートで戦闘するため思うように行動してくれない(*15)、強力な仲間や野球パーツを拾って来る仲間に限って加入がランダムイベント、水虎城の西側の関所が妖怪に墜とされるか否かで水虎侵攻の難易度が大きく変化する、ダンジョンのボスを倒した時にランダムで手に入る特殊能力の当たり外れが激しいなど。 通常のRPGと違い日数制限やリセット時のペナルティ、固有キャラはHPが0になると生き返らないといったシステムもこれに拍車をかけている。 その他 本作で追加された「俺のペナント」はまだ粗削り 後のシリーズと違ってアレンジチームも使えたり3年プレイできるため、強力な選手を育成しやすい。 総評 野球パートも裏サクセスも順当な進化を感じさせる一作。 パワポケでは遊びやすい一作ではある。 その一方で、(シリーズ内では)比較的地味な一作でもあるが、モグラーズの歴史を抑えるには重要な一作である。 余談 後期版では、大神の部屋にうろついた時のイベントが追加されている。内容は大神が年上の女優と交際しているというデマを週刊誌に書かれ落ち込んでいるというもの。選択肢次第では大神がパワーアップしたり、特殊能力を取得できる。(初期版でもデータは存在する)。 シリーズ中でも地味な扱いを受けがち。『2』ほどモグラーズの原点というわけでもなく、『8』ほどアンドロイドを巡った別のテーマを据えたわけでもないのも一因だろうが。 ただ『小杉』自体は後の作品の裏サクセスでも良く再登場している。 『6裏』でも入れ替わったまま落ちぶれた姿で再登場。そのままだとマイナス特能満載で弱体化してるが、モグラーズ時代の仲間である倉刈仁志を助けるために助力したり、ランダムイベントを通すことでパワーアップして頼りになる仲間になったりする。 『9裏』ではレジスタンスのヘルガに惚れて救おうとしたり、『14裏』では主人公のアドバイザーとして親身に接してくれたりする。 計算だとこの頃にはミスターKが木村に入れ替わっており、大神グループで広川武美や雨崎千羽矢が生み出されているはずである。 今作のみ、ランダムで ゲーム自体が起動不能になる という重大なバグがある。 セーブデータの数値が異常になるのが原因だと考えられる。このバグに遭遇すると 起動できないので初期化も出来ない 。実際にネットでも「起動できなくなった」「中古で購入して起動できない」という声が多い。また、バグ自体の知名度は低いために接触不良などの勘違いをされやすい。 バグに遭遇する確率は極めて低いが、いつでも起こる可能性がある。発生した場合、バックアップ電池を取り外し、強制的にデータを吹き飛ばさなければいけない。 要するに、 バグに遭遇したら二度とそのカセットのデータは使えなくなる のである。 あくまで筆者の経験だが、次回作からはバグへの対処がされており、データが消えたとの警告文が出る。しかし、このようなデータバグが起きるようになったのは今作からである(*16)。
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パワプロクンポケット4 26-53~59 53 :パワプロクンポケット4:2006/10/04(水)13 59 46 ID ZZ5Cf9RE0 需要があるかどうかは知らんが、とりあえず題字のものでも。 冒頭、父親の仕事の都合で本土の大安高校から離島の日の出島高校に転校してきた主人公は、 初日にうっかり岬にあった石碑を倒してしまう。 父親にせかされるまま、石碑を直さずに戻る主人公。 だが、これがこれから起こる不可解な出来事の全ての始まりとなるということは、 その時の彼には考えも及ばないことであった。 その後、弱小の日の出島高校野球部に入部した主人公は、個性的な仲間たちと貧しくだらだらと過ごす。 そんな折、秋季大会でいつものようにぼろ負けする日の出島野球部。 主人公は反省会をしようと言うが、毎度のことに反省会すらやる気のないキャプテンの菱村。 その時、ふいに謎の声が響いてくる。 すると、菱村の姿が突然薄くなり、主人公の目の前で消えてしまう。 あまりに唐突で非現実的な出来事に狼狽する主人公は、仲間たちにその事実を話すが、彼らの口から返ってくるのは 「うちにはキャプテンなんて最初からいねーよ」の言葉だけ。 ならばとキャプテンが写っていた写真を見せるが、そこからもキャプテンの姿は消滅していた。 仲間たちに変人扱いされながらもさすがに訝しく思った主人公は、後日警察で菱村の戸籍確認を行う。 そこにはきちんと菱村の戸籍があったが、警察官はそれが登録上の間違いだという。 主人公と警察官がかみ合わない会話をしていると、いつも笑顔で有名なクラスメイトの“天本玲泉”が現れる。 主人公が去った後、玲泉は警察官から簡単に今までのやり取りの内容を説明されるが 彼女は「野球部」という言葉に引っかかりを覚えるのだった。 事態打開の光明が見えず、悩みながら日々を過ごす主人公。 そんなある日、祖母が話をしたいと言っているという伝言を玲泉から受けた主人公は 玲泉の家へと足を運ぶ。 神社である玲泉の家にたどり着くと、祖母の“天本セツ”から主人公の周りで人が消えている、 そして、それは神隠しという呪いの一種だろうという指摘を受ける。 事態をあっさり信じてもらえたことに驚く主人公だが、呪いは人の存在を抹消することは簡単にできても 秋季大会メンバー表などの書類までは簡単に修正できないという裏づけから判断したいうことらしい。 証拠の書類を見せれば事態の正当性を信じてもらえると喜ぶ主人公だが、セツは存在自体が強烈な呪いによって 抹消されているので、証拠を見せても納得しないと言う。 そして、主人公だけが記憶を抹消されていないことから、呪いの主が主人公に何かを求めていること、 それが達成されるまで、主人公の身にはこれからも呪いが降りかかるであろうということも告げられる。 何をすればいいのか解らない主人公に、セツは岬の石碑が“あけぼの丸”という戦時中の 学童疎開船が機雷に触れて沈没した際の犠牲者を弔う為の慰霊碑であることと、その乗員に 日乃出中学、今の日の出島高校の野球部員全員がいたことを説明する。 慰霊碑を倒してしまったことで呪いが降りかかったと感づいた主人公は、呪いを解く為には 志半ばで死んでしまった野球部員の無念を晴らすこと、即ち甲子園出場を果たすしかないとセツに告げられる。 超絶弱小の日の出島野球部にそんなことは無理だと思い、一気に落胆する主人公。 翌日、どうしようかと考えながら通学する主人公に、部室が燃えている(*)と告げられる。 慌てて現場に急行するが、猛る火はもはや手の施しようが無く、あっさり部室は備品ごと消失。 野球部メンバーもこれでは活動できないと部に見切りをつけて去ってしまう。 これも呪いパワーなんだとしたら、これで自分は神隠し決定だとさらに落胆する落胆する主人公は、 ふいに現れた玲泉に事態の深刻さを相談する。 玲泉は、 「自分の問題なんだから、諦める前にまだやれることはやってくださいね」 と言い残し、去っていく。 人に影響されやすい主人公はあっさりやる気を出し、呪いに打ち勝つ為、まずは野球部を再建しようと メンバー集めに奔走するのだった。 以上、導入。 注釈の*印は一応全体を語る上での特記事項ではあるのでつけておいたが、 ネタがあっさり割れる危険性があるので先を読む楽しみがなくなるのが嫌な方は読まないように。 *ここで、育成選手人数が5人以上だと、後日、焼け跡を現場検証した際、ガソリンが捲かれていた痕跡のようなものが 見つかったということを警察が校長に報告する。だが、面倒を起こしたくない校長はその事実を握りつぶす。 これは全体を知る上では結構重要な話ではある。 54 :パワプロクンポケット4:2006/10/04(水)16 13 02 ID ZZ5Cf9RE0 このゲーム、玲泉と付き合わないと話の本筋が見えてこないので 以下は玲泉と付き合うことを前提にして話を進めていく。 散り散りになったかつての部員を終結させた主人公は、爆発する備品や 爆発する古くなったストーブなどの不可解な現象による妨害を目の当たりにしながら 甲子園目指して仲間と共に練習していく。 その合間、息抜きに島の商店街でぶらついていると玲泉とよく会う主人公。 彼女に付き合って自家発電用の発電機の燃料を運んだりしているうちに、成り行きで 玲泉から電話番号を聞き出した主人公は、彼女とデートを重ねるようになる。 そこで、主人公は玲泉がいつも笑っているのは表情が不器用であるからということ、 また、“山田”(本作品のメガネ)から、玲泉には父親がおらず(*)、母親も女手一人の子育てを苦にして 玲泉をセツに預けて投身自殺したという話を聞き、主人公は玲泉への興味を深めていく。 そんなある日のデートの際、玲泉は車に轢かれて死にかけている猫を見つける。 それを神社へ運ぼうとする玲泉についていく主人公。 セツは 「死にかけの猫なんぞ、さっさと殺した方がそいつのためだ」 と切って捨てる。 不安そうな主人公に、玲泉は祖母の言うことは最もでこうしたのもただの気まぐれだと言うが、 「死ぬときに、誰かがそばにいてくれるのはいいことだと思いますよ」 と告げる。 主人公はそれが優しさなんだと同意すると、玲泉と共に猫の死骸を埋めるのだった。 そうして日々は過ぎていき、迎えた2年目の高校野球夏季大会の地区予選。 だが、一回戦で日の出島高校はかつて主人公がいた大安高校と試合をすることになってしまう。 大安高校は地区屈指の強豪校であり、日の出島高校はあっさりとコールド負けを食らってしまう。 試合後、主人公は部員の一人“山本”が消えているということを知る。 後日、主人公は山本が消えたことを玲泉に相談する。 甲子園に出たいなら俺達を邪魔するんじゃなく寧ろ手伝えと憤慨する主人公だが、 玲泉は亡霊の気持ちになればどうしてか解るのではないかと問いかける。 その言葉の意味を問うと、彼女は自分達ができなかったことだからこそ死に物狂いでやって欲しかったのではないかという 自身の推論を口にするが、主人公がそんなことはこっちにとっては迷惑な話だと吐き捨てると、 玲泉は自分の言葉を詫びて去っていく。 主人公は、玲泉に少し言い過ぎたことを後悔すると同時に 勝つまで誰かが神隠しにあうということを理解し、ますます練習に力を入れていくのだった。 ある日のデートで、海に行った主人公達。 そこで玲泉が近況を尋ねると、主人公は「呪いのことなら何とかなるんじゃないかな」と楽観的な答えを返す。 しかし、玲泉は、思いつめたような表情で呪いのことではないという。 そして、何かを言おうとするが、その言葉は告白のときのように濁される。 だが、主人公は気づいていないが、その口は確かにこう動いていた。 「わざと負けてください」と。 きりが悪い場所だが、長くなるんで一旦区切る。 *:玲泉の親父の苗字は矢部。つまり、玲泉は本家メガネ矢部の血筋。 それを裏付けるシーンとして、山田が主人公に本土に行った際、矢部という自分そっくりの人物と意気投合したということ を語ると、それを横で聞いていた玲泉が運んでいた花瓶を落とすほどに動揺し、山田にその人がどこに住んでいるのかと 激しく問い詰めるシーンがある。 また、山田を含むポケットシリーズに登場する他の全てのメガネも矢部の血筋であることを踏まえると、名言はされていな いが、山田と玲泉は異母兄妹ということになる。 山田と玲泉に血縁関係があること、山田が玲泉より先に生まれたということを明に暗に示唆する台詞が6にはある。 気になる方はプレイされたし。 なお、自分の兄弟が複数人いるということに感づいているメガネは凡田(2・5・8)のみである。 55 :パワプロクンポケット4:2006/10/04(水)18 31 53 ID ZZ5Cf9RE0 そうこうしているうちに、秋季大会が開催される。 日の出島野球部員は少ない部費を何とか工面して本土まで行き、相手の鎮台高校に勝利する。 試合後、そのことを玲泉に報告する主人公。 これでもう人が消えることはないが、消えた人間が戻ってきているわけではないので呪いは終わっていないと彼女は言う。 甲子園に行かないと呪いが完全に終わらないことを確認し、主人公は玲泉の励ましを受け 気持ちも新たに去っていく。 その後姿を、玲泉は複雑な表情で見送っていた。 翌日、野球部が勝利したことを祝ってキノコの差し入れが野球部へと入る。 主人公達は景気づけにそれを使って鍋を作り、英気を養おうとするが そのキノコは毒キノコであり、それにあたって入院した主人公達は2回戦に出場することができず 野球部は試合放棄による敗退を余儀なくされるのであった。 その後、呪いを解く為に甲子園に行くのは動機が不純なのではないかと考え始めた主人公は、それを玲泉に相談する。 だが、玲泉はそれは考え方の問題で、呪いは甲子園出場を目指すという明確な目標に向かって努力するための単なるきっかけにしか過ぎないのではないかと告げる。 そして、「呪いに脅かされただけで動いているわけではないその情熱が、呪いにあなたを指名させたのかもしれませんね」とも。 それでも、甲子園に行けなければ結局自分も神隠しにあうのではないかと不安がる主人公に、玲泉は「武士道とは死ぬことと見つけたり」という言葉を送る。 消えても悔いが残らないようにやれることは全力でやっておいた方がいいと言われた主人公は、ますます野球に取り組む誓いを強くするのだった。 それから、主人公は玲泉に誕生日プレゼントを送ったりした後、彼女に告白する。 玲泉は私でいいのかと問いかけるが、主人公は勿論だと答える。 それを聞いた玲泉は、目に涙を貯めながら何かを言おうとするが、 その言葉は突如乱入してきた出歯亀のセツによって遮られ、結局語られることはなかった(*1)。 そしてある日、島に残る沈没船の座礁区域を見に行った主人公。 そこにセツが現れ、ここは霊の集まる場所だからあまり近寄らない方がいいと釘を刺される。 気味悪がる主人公だが、駐在の警察官からここはセツの思い出の場所で あけぼの丸が打ち上げられた場所だと告げられるのだった。 年が明けて、主人公は今年こそ呪いを何とかしようと意気込む玲泉なぜか慰霊碑へとつれて来られる。 甲子園に向かうのならここに眠る野球部員の力も借りなければと語る玲泉に 主人公は目的と手段がおかしいと突っ込みを入れる。 だが、玲泉に促されるまま、慰霊碑に向かってお参りをする主人公。 玲泉は、またも何かを言いかけるのだが、その言葉は主人公の耳に届くことはやはりなかった。 季節は過ぎて、6月になる。 自分の誕生日近くになり、主人公は山田と玲泉が一緒に行動しているのを見かけた主人公は 何やら怪しい雰囲気の二人をつけていくが、二人が本土行きの船に乗り込んだところで追跡を諦める。 その後、主人公は玲泉から誕生日プレゼントを受け取る(*2)。 山田と一緒にいたのは自分にはよく解らない主人公へのプレゼントを選んでもらうため、 また、主人公は何気なく送ったつもりのプレゼントでも、今まで誕生日プレゼントを貰ったことのない自分にはとても嬉しかったという言葉と共に。 区切る。 *1:セツが乱入してこない場合もあるが、そのときもその言葉が最後まで語られることはない。 言いかけた内容の何かは、意訳すると「私はあなたを騙しているから、あなたと付き合う資格はない」。 *2:ちなみに、プレゼントの中身はガンダーロボかゴメラの人形。メガネらしい、嫌がらせとしか思えないセンスである。 あと、ゲーム的にはなぜかセンス×を貰う。なんでやねん。 56 :パワプロクンポケット4:2006/10/04(水)18 33 32 ID ZZ5Cf9RE0 そして迎えた最後のチャンス、3年目の夏季大会。 地区予選の抽選も終わり、超高校級選手で御曹司の大神が入部したお陰で予算の心配もなくなって 意気揚々と本土へ乗り込もうとする主人公。 そこへ玲泉が現れ、主人公に手製の弁当を渡す。 メガネにやっかまれながらもそれを受け取り、船内に置いてあった差し入れの弁当を皆が食べるのを尻目に手製の弁当に舌鼓をうつ主人公。 だが、差し入れの弁当は痛んでおり、お陰で試合開始時には主人公以外は腹を壊して調子を崩していた。 そんな逆境にもめげず、相手に勝利する主人公達。 そして、その勢いのまま勝ち進み、決勝の相手である大安高校にも昨年の雪辱を晴らし、勝利する。 こうして、日の出島野球部は甲子園への出場を果たすのだった。 晴れて甲子園へと到着した日の出島野球部一向。 そこには玲泉も来ており、彼女は複雑な気持ちだということを告げる。 戸惑う主人公に、彼女は事ここに至っては困難をことごとく跳ね除け、自力でここまで来た主人公と野球部を応援するだけだと語る。 主人公は謙遜するが、彼女はさらにこれまでの奇跡は全て主人公が呼びこんだこと、主人公達を応援してくれている人たちがたくさんいて、 その中に自分がいることも覚えておいてくれと言い残し、去っていく。 いよいよ迎えた甲子園。 主人公達は、一癖も二癖もある対戦相手たちを下しながら順調に勝ち上がっていき、ついに優勝する。 そして、感極まって場も弁えずに胴上げを始める主人公達と共に喜ぶ人物がいた。 天本セツ、その人である。 彼女は、“廉也さん”という人物に向かって、しきりにそのその喜びを報告しながら倒れた。 それを見ていた玲泉の顔に、冷たい影が差すのも気づかないまま。 祝勝会でも喜びを分かち合う日の出島野球部員たち。 そこには、山本を始めとして消えたはずの人物達が始めから何事も無かったかのように存在していた。 かくして、呪いはここに解けたのである。 後日、主人公の父親でもある医者が、玲泉立会いのもとセツの検死を行っていた。 今後の玲泉の身の振り方などについて軽く会話を交わしながら検死を行っていると、医者はあることに気が付いた。 「君が見つけたときには、セツさんは既に意識不明だったのか?」 医者は玲泉に問う。 彼女は、少し言葉につまりながらもそうだと告げる。 それを聞いた医者は、自身の疑念を心にしまっておく事にした。 もう少し発見が早ければ、セツは助かったかもしれないという疑念を。 区切る。 57 :パワプロクンポケット4:2006/10/04(水)18 38 29 ID ZZ5Cf9RE0 主人公は、玲泉と全ての始まりである慰霊碑の前に来ていた。 「呪いって、結局なんだったんだろうな?」 主人公は、慰霊碑を前に後五年もしたら全て自分の勘違いだったんじゃないかと思うようになるんだろうなと語る。 全てが終わって、それでもなお野球に対しても前向きさを失わない主人公へ、玲泉は一枚の写真を見せる。 古ぼけたその写真に写っていたのは、あけぼの丸に乗って死んだ日乃出島中学野球部キャプテン“河島廉也”と、その恋人である“天本セツ”。 河島の姿は、主人公と瓜二つと言って差し支えないくらい、非常に良く似ていた。 だからこいつは自分に似ている俺に夢を叶えて欲しかったのかと納得する主人公に、 主人公に甲子園に行って欲しかったのは自分の祖母であり、全ては祖母の怨念なのだと玲泉は告げる。 目を丸くする主人公に、玲泉は死んだ人間よりも生きている人間の怨念の方がずっと強いのだと語る。 祖母のせいで迷惑をかけたと謝る玲泉に、主人公は呪いのおかげで野球に打ち込めた部分もあるからむしろ感謝すべきなのかもしれないと返す。 だが、明るく笑う主人公に玲泉は問う。 「本当のこと、お知りになりたい?」 いきなりの言葉に事態が飲み込めない主人公に、彼女は決意して語った。 自分は、河島が死んだ後仕方なく祖父と結婚した祖母が嫌いだと。 祖父が大事に思ってくれていたにも関わらず、ずっと河島の影を追い続けている祖母が嫌いだと。 だから、祖母の願いである野球部の甲子園出場を叶えたくなかったのだと。 部室が焼けたのは主人公を追い詰めるためのセツの策略だったが、その他のこと、つまり爆発する備品やストーブが部室に置かれたり、 毒キノコや傷んだ弁当が差し入れられたりしたのは、全ては彼女の仕業だった。 彼女は、祖母が嫌いだと口にしながらも、心のどこかで願っていた。 野球部が甲子園に出られなければ、祖母が夢を追うことを諦めて残り少ない命をすり減らさないようにしてくれるだろうと。 だが、現実として野球部は甲子園で優勝し、セツは玲泉の意思など無視して勝手に死んでしまった。 玲泉は言う。だから、あんな人は嫌いだったと。 だから、すぐに医者を呼べば助かるかもしれないということを考えながらも、足が動かなかったと。 祖母が、幸せな夢を見ながら死んでいくことを見守るしかできなかったと。 いつも笑顔の彼女に目には、いつの間にか大粒の涙が滝のように溢れていた。 主人公は言う。 玲泉は、結局おばあちゃんのことが好きだったのではないかと。 色々理由をつけながらも、本当は全部おばあちゃんのためにやったことではないかと。 自分のことを最低だという玲泉に、主人公は優しく笑いながら告げた。 全部、おかしな呪いのせいだったんだと。 さっきの話は真に受ける人がいるかもしれないから他の人にしないようにとの忠告を受けると 玲泉は震える声で「すみません」と言い、頭を下げると駆け足で去っていった。 一人残った主人公は考える。 ある意味、自分自身だけではなく、玲泉たちの今日に至るまでの全てもあけぼの丸の呪いだったのかもしれないと。 全てが終わった後、主人公は身寄りの少ない玲泉と暮らし始めた。 心の闇が全て晴れ、自分を守る為の笑顔ではなく、心からの笑顔を見せてくれる彼女と。 いいと悪いは表裏一体であるからこそ、その深い闇が晴れたとき、そこには輝かしい光が残る。 それは、人の心の非論理的で不完全な部分から来るもの。 だからこそ、人は支えあって生きていかなくてはならないのだと、主人公は考える。 そして、彼は玲泉と支えあって生きていこうと決意する。 その先に、きっと楽しい未来が待っていることを信じて。 以上。多少表現上の脚色有。 なるべく本筋に近い話だけを抜き出して書いたため、端折ってある部分は結構多い。 大安高校とか大神とかはあっさり片づけちゃいけないんだろうけどね、本来は。 天本は主人公と付き合わないと、全ての事情を知っていることを匂わせるままで終わる。 あと、どういう原理で神隠しが行われていたかについては天本セツの怨念と答えようがないので、詳しいことは聞かないように。 *:展開しだいでは、堤という野球部員も自力で神隠しの真相にたどり着く。 でも、その直後に神隠しにあう。不憫。 58 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/04(水)18 47 06 ID ZZ5Cf9RE0 あと、4は天本が悪で物事にシビアで関西弁の突っ込みキャラになってるRPG編もある。 こっちはストーリーらしいストーリーは無い。疲れたんで詳細は他の方に任せる。 59 :パワプロクンポケット4 RPGファンタジー編:2006/10/04(水) 19 44 57 ID ZZ5Cf9RE0 と思ったが、ついでなんで書いとくか。 どっかの世界にキングダム王国とエンパイア帝国という二国がありました。 この二国は色々揉め事が多いですが、一々戦争してたら軍事費その他がかさんで仕方ないので 野球人形というゴーレムを持ち寄って野球の試合をして、勝ったほうが負けたほうに要求を突きつけるという世界でした。 しかし、ある日キングダム王国の倉庫に何者かが侵入し、9体しかない野球人形のうち1体を奪っていきました。 これでは試合ができず、放置していては試合の日に帝国にばれるのは時間の問題。 焦った王様は、ここ数年負け続けている隣国の仕業で、こうなれば戦争しかないという側近の意見を跳ね除け 事を荒立てない為に様々な何事件を解決してきたという異世界からの勇者を呼び寄せ、 秘密裏に野球人形の再作成を依頼します。 それを受けた勇者は、お供のヤマダと共に、野球人形を作る為に必要な 心・技・体それぞれの球を集める為に王国中を駆け回ることになります。 大会開催まで、あと200日。 それまでに、勇者は野球人形を作ることができるのでしょうか? 道中、野球人形が盗まれたという噂が外に漏れたり、野球人形による代理試合などという 生ぬるい方法に頼らず、戦争で一気に帝国とかたをつけるべきだと主張する反体制勢力が体制転覆を虎視眈々と狙ったり 色々ありますが、それらは大体が主人公の及び知らぬところで進められていること。 そんなことは解らない勇者は、道中度々反体制勢力の一味の妨害を受けながらも 個性的な仲間達とともにドラゴンの住む山に登ったり、ピラミッドに潜ったり 魔王と交渉したりして心・技・体の球を手に入れ、野球人形を作成すると早速それを届けようとします。 かかった日数によってすんなり届けられたり反体制勢力が最後の妨害を仕掛けてきたりしますが、 結局は無事に野球人形は届けられ、試合は無事に行われました。めでたしめでたし。 ちなみに、日数オーバーすると国王は蜂起した反体制勢力によって拘束され、 その後は反体制勢力の思うがままの展開となります。 *異世界から召喚された勇者=日の出島で呪い解くのに失敗して消された主人公
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パワプロクンポケット4 26-53~59 53 :パワプロクンポケット4:2006/10/04(水)13 59 46 ID ZZ5Cf9RE0 需要があるかどうかは知らんが、とりあえず題字のものでも。 冒頭、父親の仕事の都合で本土の大安高校から離島の日の出島高校に転校してきた主人公は、 初日にうっかり岬にあった石碑を倒してしまう。 父親にせかされるまま、石碑を直さずに戻る主人公。 だが、これがこれから起こる不可解な出来事の全ての始まりとなるということは、 その時の彼には考えも及ばないことであった。 その後、弱小の日の出島高校野球部に入部した主人公は、個性的な仲間たちと貧しくだらだらと過ごす。 そんな折、秋季大会でいつものようにぼろ負けする日の出島野球部。 主人公は反省会をしようと言うが、毎度のことに反省会すらやる気のないキャプテンの菱村。 その時、ふいに謎の声が響いてくる。 すると、菱村の姿が突然薄くなり、主人公の目の前で消えてしまう。 あまりに唐突で非現実的な出来事に狼狽する主人公は、仲間たちにその事実を話すが、彼らの口から返ってくるのは 「うちにはキャプテンなんて最初からいねーよ」の言葉だけ。 ならばとキャプテンが写っていた写真を見せるが、そこからもキャプテンの姿は消滅していた。 仲間たちに変人扱いされながらもさすがに訝しく思った主人公は、後日警察で菱村の戸籍確認を行う。 そこにはきちんと菱村の戸籍があったが、警察官はそれが登録上の間違いだという。 主人公と警察官がかみ合わない会話をしていると、いつも笑顔で有名なクラスメイトの“天本玲泉”が現れる。 主人公が去った後、玲泉は警察官から簡単に今までのやり取りの内容を説明されるが 彼女は「野球部」という言葉に引っかかりを覚えるのだった。 事態打開の光明が見えず、悩みながら日々を過ごす主人公。 そんなある日、祖母が話をしたいと言っているという伝言を玲泉から受けた主人公は 玲泉の家へと足を運ぶ。 神社である玲泉の家にたどり着くと、祖母の“天本セツ”から主人公の周りで人が消えている、 そして、それは神隠しという呪いの一種だろうという指摘を受ける。 事態をあっさり信じてもらえたことに驚く主人公だが、呪いは人の存在を抹消することは簡単にできても 秋季大会メンバー表などの書類までは簡単に修正できないという裏づけから判断したいうことらしい。 証拠の書類を見せれば事態の正当性を信じてもらえると喜ぶ主人公だが、セツは存在自体が強烈な呪いによって 抹消されているので、証拠を見せても納得しないと言う。 そして、主人公だけが記憶を抹消されていないことから、呪いの主が主人公に何かを求めていること、 それが達成されるまで、主人公の身にはこれからも呪いが降りかかるであろうということも告げられる。 何をすればいいのか解らない主人公に、セツは岬の石碑が“あけぼの丸”という戦時中の 学童疎開船が機雷に触れて沈没した際の犠牲者を弔う為の慰霊碑であることと、その乗員に 日乃出中学、今の日の出島高校の野球部員全員がいたことを説明する。 慰霊碑を倒してしまったことで呪いが降りかかったと感づいた主人公は、呪いを解く為には 志半ばで死んでしまった野球部員の無念を晴らすこと、即ち甲子園出場を果たすしかないとセツに告げられる。 超絶弱小の日の出島野球部にそんなことは無理だと思い、一気に落胆する主人公。 翌日、どうしようかと考えながら通学する主人公に、部室が燃えている(*)と告げられる。 慌てて現場に急行するが、猛る火はもはや手の施しようが無く、あっさり部室は備品ごと消失。 野球部メンバーもこれでは活動できないと部に見切りをつけて去ってしまう。 これも呪いパワーなんだとしたら、これで自分は神隠し決定だとさらに落胆する落胆する主人公は、 ふいに現れた玲泉に事態の深刻さを相談する。 玲泉は、 「自分の問題なんだから、諦める前にまだやれることはやってくださいね」 と言い残し、去っていく。 人に影響されやすい主人公はあっさりやる気を出し、呪いに打ち勝つ為、まずは野球部を再建しようと メンバー集めに奔走するのだった。 以上、導入。 注釈の*印は一応全体を語る上での特記事項ではあるのでつけておいたが、 ネタがあっさり割れる危険性があるので先を読む楽しみがなくなるのが嫌な方は読まないように。 *ここで、育成選手人数が5人以上だと、後日、焼け跡を現場検証した際、ガソリンが捲かれていた痕跡のようなものが 見つかったということを警察が校長に報告する。だが、面倒を起こしたくない校長はその事実を握りつぶす。 これは全体を知る上では結構重要な話ではある。 54 :パワプロクンポケット4:2006/10/04(水)16 13 02 ID ZZ5Cf9RE0 このゲーム、玲泉と付き合わないと話の本筋が見えてこないので 以下は玲泉と付き合うことを前提にして話を進めていく。 散り散りになったかつての部員を終結させた主人公は、爆発する備品や 爆発する古くなったストーブなどの不可解な現象による妨害を目の当たりにしながら 甲子園目指して仲間と共に練習していく。 その合間、息抜きに島の商店街でぶらついていると玲泉とよく会う主人公。 彼女に付き合って自家発電用の発電機の燃料を運んだりしているうちに、成り行きで 玲泉から電話番号を聞き出した主人公は、彼女とデートを重ねるようになる。 そこで、主人公は玲泉がいつも笑っているのは表情が不器用であるからということ、 また、“山田”(本作品のメガネ)から、玲泉には父親がおらず(*)、母親も女手一人の子育てを苦にして 玲泉をセツに預けて投身自殺したという話を聞き、主人公は玲泉への興味を深めていく。 そんなある日のデートの際、玲泉は車に轢かれて死にかけている猫を見つける。 それを神社へ運ぼうとする玲泉についていく主人公。 セツは 「死にかけの猫なんぞ、さっさと殺した方がそいつのためだ」 と切って捨てる。 不安そうな主人公に、玲泉は祖母の言うことは最もでこうしたのもただの気まぐれだと言うが、 「死ぬときに、誰かがそばにいてくれるのはいいことだと思いますよ」 と告げる。 主人公はそれが優しさなんだと同意すると、玲泉と共に猫の死骸を埋めるのだった。 そうして日々は過ぎていき、迎えた2年目の高校野球夏季大会の地区予選。 だが、一回戦で日の出島高校はかつて主人公がいた大安高校と試合をすることになってしまう。 大安高校は地区屈指の強豪校であり、日の出島高校はあっさりとコールド負けを食らってしまう。 試合後、主人公は部員の一人“山本”が消えているということを知る。 後日、主人公は山本が消えたことを玲泉に相談する。 甲子園に出たいなら俺達を邪魔するんじゃなく寧ろ手伝えと憤慨する主人公だが、 玲泉は亡霊の気持ちになればどうしてか解るのではないかと問いかける。 その言葉の意味を問うと、彼女は自分達ができなかったことだからこそ死に物狂いでやって欲しかったのではないかという 自身の推論を口にするが、主人公がそんなことはこっちにとっては迷惑な話だと吐き捨てると、 玲泉は自分の言葉を詫びて去っていく。 主人公は、玲泉に少し言い過ぎたことを後悔すると同時に 勝つまで誰かが神隠しにあうということを理解し、ますます練習に力を入れていくのだった。 ある日のデートで、海に行った主人公達。 そこで玲泉が近況を尋ねると、主人公は「呪いのことなら何とかなるんじゃないかな」と楽観的な答えを返す。 しかし、玲泉は、思いつめたような表情で呪いのことではないという。 そして、何かを言おうとするが、その言葉は告白のときのように濁される。 だが、主人公は気づいていないが、その口は確かにこう動いていた。 「わざと負けてください」と。 きりが悪い場所だが、長くなるんで一旦区切る。 *:玲泉の親父の苗字は矢部。つまり、玲泉は本家メガネ矢部の血筋。 それを裏付けるシーンとして、山田が主人公に本土に行った際、矢部という自分そっくりの人物と意気投合したということ を語ると、それを横で聞いていた玲泉が運んでいた花瓶を落とすほどに動揺し、山田にその人がどこに住んでいるのかと 激しく問い詰めるシーンがある。 また、山田を含むポケットシリーズに登場する他の全てのメガネも矢部の血筋であることを踏まえると、名言はされていな いが、山田と玲泉は異母兄妹ということになる。 山田と玲泉に血縁関係があること、山田が玲泉より先に生まれたということを明に暗に示唆する台詞が6にはある。 気になる方はプレイされたし。 なお、自分の兄弟が複数人いるということに感づいているメガネは凡田(2・5・8)のみである。 55 :パワプロクンポケット4:2006/10/04(水)18 31 53 ID ZZ5Cf9RE0 そうこうしているうちに、秋季大会が開催される。 日の出島野球部員は少ない部費を何とか工面して本土まで行き、相手の鎮台高校に勝利する。 試合後、そのことを玲泉に報告する主人公。 これでもう人が消えることはないが、消えた人間が戻ってきているわけではないので呪いは終わっていないと彼女は言う。 甲子園に行かないと呪いが完全に終わらないことを確認し、主人公は玲泉の励ましを受け 気持ちも新たに去っていく。 その後姿を、玲泉は複雑な表情で見送っていた。 翌日、野球部が勝利したことを祝ってキノコの差し入れが野球部へと入る。 主人公達は景気づけにそれを使って鍋を作り、英気を養おうとするが そのキノコは毒キノコであり、それにあたって入院した主人公達は2回戦に出場することができず 野球部は試合放棄による敗退を余儀なくされるのであった。 その後、呪いを解く為に甲子園に行くのは動機が不純なのではないかと考え始めた主人公は、それを玲泉に相談する。 だが、玲泉はそれは考え方の問題で、呪いは甲子園出場を目指すという明確な目標に向かって努力するための単なるきっかけにしか過ぎないのではないかと告げる。 そして、「呪いに脅かされただけで動いているわけではないその情熱が、呪いにあなたを指名させたのかもしれませんね」とも。 それでも、甲子園に行けなければ結局自分も神隠しにあうのではないかと不安がる主人公に、玲泉は「武士道とは死ぬことと見つけたり」という言葉を送る。 消えても悔いが残らないようにやれることは全力でやっておいた方がいいと言われた主人公は、ますます野球に取り組む誓いを強くするのだった。 それから、主人公は玲泉に誕生日プレゼントを送ったりした後、彼女に告白する。 玲泉は私でいいのかと問いかけるが、主人公は勿論だと答える。 それを聞いた玲泉は、目に涙を貯めながら何かを言おうとするが、 その言葉は突如乱入してきた出歯亀のセツによって遮られ、結局語られることはなかった(*1)。 そしてある日、島に残る沈没船の座礁区域を見に行った主人公。 そこにセツが現れ、ここは霊の集まる場所だからあまり近寄らない方がいいと釘を刺される。 気味悪がる主人公だが、駐在の警察官からここはセツの思い出の場所で あけぼの丸が打ち上げられた場所だと告げられるのだった。 年が明けて、主人公は今年こそ呪いを何とかしようと意気込む玲泉なぜか慰霊碑へとつれて来られる。 甲子園に向かうのならここに眠る野球部員の力も借りなければと語る玲泉に 主人公は目的と手段がおかしいと突っ込みを入れる。 だが、玲泉に促されるまま、慰霊碑に向かってお参りをする主人公。 玲泉は、またも何かを言いかけるのだが、その言葉は主人公の耳に届くことはやはりなかった。 季節は過ぎて、6月になる。 自分の誕生日近くになり、主人公は山田と玲泉が一緒に行動しているのを見かけた主人公は 何やら怪しい雰囲気の二人をつけていくが、二人が本土行きの船に乗り込んだところで追跡を諦める。 その後、主人公は玲泉から誕生日プレゼントを受け取る(*2)。 山田と一緒にいたのは自分にはよく解らない主人公へのプレゼントを選んでもらうため、 また、主人公は何気なく送ったつもりのプレゼントでも、今まで誕生日プレゼントを貰ったことのない自分にはとても嬉しかったという言葉と共に。 区切る。 *1:セツが乱入してこない場合もあるが、そのときもその言葉が最後まで語られることはない。 言いかけた内容の何かは、意訳すると「私はあなたを騙しているから、あなたと付き合う資格はない」。 *2:ちなみに、プレゼントの中身はガンダーロボかゴメラの人形。メガネらしい、嫌がらせとしか思えないセンスである。 あと、ゲーム的にはなぜかセンス×を貰う。なんでやねん。 56 :パワプロクンポケット4:2006/10/04(水)18 33 32 ID ZZ5Cf9RE0 そして迎えた最後のチャンス、3年目の夏季大会。 地区予選の抽選も終わり、超高校級選手で御曹司の大神が入部したお陰で予算の心配もなくなって 意気揚々と本土へ乗り込もうとする主人公。 そこへ玲泉が現れ、主人公に手製の弁当を渡す。 メガネにやっかまれながらもそれを受け取り、船内に置いてあった差し入れの弁当を皆が食べるのを尻目に手製の弁当に舌鼓をうつ主人公。 だが、差し入れの弁当は痛んでおり、お陰で試合開始時には主人公以外は腹を壊して調子を崩していた。 そんな逆境にもめげず、相手に勝利する主人公達。 そして、その勢いのまま勝ち進み、決勝の相手である大安高校にも昨年の雪辱を晴らし、勝利する。 こうして、日の出島野球部は甲子園への出場を果たすのだった。 晴れて甲子園へと到着した日の出島野球部一向。 そこには玲泉も来ており、彼女は複雑な気持ちだということを告げる。 戸惑う主人公に、彼女は事ここに至っては困難をことごとく跳ね除け、自力でここまで来た主人公と野球部を応援するだけだと語る。 主人公は謙遜するが、彼女はさらにこれまでの奇跡は全て主人公が呼びこんだこと、主人公達を応援してくれている人たちがたくさんいて、 その中に自分がいることも覚えておいてくれと言い残し、去っていく。 いよいよ迎えた甲子園。 主人公達は、一癖も二癖もある対戦相手たちを下しながら順調に勝ち上がっていき、ついに優勝する。 そして、感極まって場も弁えずに胴上げを始める主人公達と共に喜ぶ人物がいた。 天本セツ、その人である。 彼女は、“廉也さん”という人物に向かって、しきりにそのその喜びを報告しながら倒れた。 それを見ていた玲泉の顔に、冷たい影が差すのも気づかないまま。 祝勝会でも喜びを分かち合う日の出島野球部員たち。 そこには、山本を始めとして消えたはずの人物達が始めから何事も無かったかのように存在していた。 かくして、呪いはここに解けたのである。 後日、主人公の父親でもある医者が、玲泉立会いのもとセツの検死を行っていた。 今後の玲泉の身の振り方などについて軽く会話を交わしながら検死を行っていると、医者はあることに気が付いた。 「君が見つけたときには、セツさんは既に意識不明だったのか?」 医者は玲泉に問う。 彼女は、少し言葉につまりながらもそうだと告げる。 それを聞いた医者は、自身の疑念を心にしまっておく事にした。 もう少し発見が早ければ、セツは助かったかもしれないという疑念を。 区切る。 57 :パワプロクンポケット4:2006/10/04(水)18 38 29 ID ZZ5Cf9RE0 主人公は、玲泉と全ての始まりである慰霊碑の前に来ていた。 「呪いって、結局なんだったんだろうな?」 主人公は、慰霊碑を前に後五年もしたら全て自分の勘違いだったんじゃないかと思うようになるんだろうなと語る。 全てが終わって、それでもなお野球に対しても前向きさを失わない主人公へ、玲泉は一枚の写真を見せる。 古ぼけたその写真に写っていたのは、あけぼの丸に乗って死んだ日乃出島中学野球部キャプテン“河島廉也”と、その恋人である“天本セツ”。 河島の姿は、主人公と瓜二つと言って差し支えないくらい、非常に良く似ていた。 だからこいつは自分に似ている俺に夢を叶えて欲しかったのかと納得する主人公に、 主人公に甲子園に行って欲しかったのは自分の祖母であり、全ては祖母の怨念なのだと玲泉は告げる。 目を丸くする主人公に、玲泉は死んだ人間よりも生きている人間の怨念の方がずっと強いのだと語る。 祖母のせいで迷惑をかけたと謝る玲泉に、主人公は呪いのおかげで野球に打ち込めた部分もあるからむしろ感謝すべきなのかもしれないと返す。 だが、明るく笑う主人公に玲泉は問う。 「本当のこと、お知りになりたい?」 いきなりの言葉に事態が飲み込めない主人公に、彼女は決意して語った。 自分は、河島が死んだ後仕方なく祖父と結婚した祖母が嫌いだと。 祖父が大事に思ってくれていたにも関わらず、ずっと河島の影を追い続けている祖母が嫌いだと。 だから、祖母の願いである野球部の甲子園出場を叶えたくなかったのだと。 部室が焼けたのは主人公を追い詰めるためのセツの策略だったが、その他のこと、つまり爆発する備品やストーブが部室に置かれたり、 毒キノコや傷んだ弁当が差し入れられたりしたのは、全ては彼女の仕業だった。 彼女は、祖母が嫌いだと口にしながらも、心のどこかで願っていた。 野球部が甲子園に出られなければ、祖母が夢を追うことを諦めて残り少ない命をすり減らさないようにしてくれるだろうと。 だが、現実として野球部は甲子園で優勝し、セツは玲泉の意思など無視して勝手に死んでしまった。 玲泉は言う。だから、あんな人は嫌いだったと。 だから、すぐに医者を呼べば助かるかもしれないということを考えながらも、足が動かなかったと。 祖母が、幸せな夢を見ながら死んでいくことを見守るしかできなかったと。 いつも笑顔の彼女に目には、いつの間にか大粒の涙が滝のように溢れていた。 主人公は言う。 玲泉は、結局おばあちゃんのことが好きだったのではないかと。 色々理由をつけながらも、本当は全部おばあちゃんのためにやったことではないかと。 自分のことを最低だという玲泉に、主人公は優しく笑いながら告げた。 全部、おかしな呪いのせいだったんだと。 さっきの話は真に受ける人がいるかもしれないから他の人にしないようにとの忠告を受けると 玲泉は震える声で「すみません」と言い、頭を下げると駆け足で去っていった。 一人残った主人公は考える。 ある意味、自分自身だけではなく、玲泉たちの今日に至るまでの全てもあけぼの丸の呪いだったのかもしれないと。 全てが終わった後、主人公は身寄りの少ない玲泉と暮らし始めた。 心の闇が全て晴れ、自分を守る為の笑顔ではなく、心からの笑顔を見せてくれる彼女と。 いいと悪いは表裏一体であるからこそ、その深い闇が晴れたとき、そこには輝かしい光が残る。 それは、人の心の非論理的で不完全な部分から来るもの。 だからこそ、人は支えあって生きていかなくてはならないのだと、主人公は考える。 そして、彼は玲泉と支えあって生きていこうと決意する。 その先に、きっと楽しい未来が待っていることを信じて。 以上。多少表現上の脚色有。 なるべく本筋に近い話だけを抜き出して書いたため、端折ってある部分は結構多い。 大安高校とか大神とかはあっさり片づけちゃいけないんだろうけどね、本来は。 天本は主人公と付き合わないと、全ての事情を知っていることを匂わせるままで終わる。 あと、どういう原理で神隠しが行われていたかについては天本セツの怨念と答えようがないので、詳しいことは聞かないように。 *:展開しだいでは、堤という野球部員も自力で神隠しの真相にたどり着く。 でも、その直後に神隠しにあう。不憫。 58 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/04(水)18 47 06 ID ZZ5Cf9RE0 あと、4は天本が悪で物事にシビアで関西弁の突っ込みキャラになってるRPG編もある。 こっちはストーリーらしいストーリーは無い。疲れたんで詳細は他の方に任せる。 59 :パワプロクンポケット4 RPGファンタジー編:2006/10/04(水) 19 44 57 ID ZZ5Cf9RE0 と思ったが、ついでなんで書いとくか。 どっかの世界にキングダム王国とエンパイア帝国という二国がありました。 この二国は色々揉め事が多いですが、一々戦争してたら軍事費その他がかさんで仕方ないので 野球人形というゴーレムを持ち寄って野球の試合をして、勝ったほうが負けたほうに要求を突きつけるという世界でした。 しかし、ある日キングダム王国の倉庫に何者かが侵入し、9体しかない野球人形のうち1体を奪っていきました。 これでは試合ができず、放置していては試合の日に帝国にばれるのは時間の問題。 焦った王様は、ここ数年負け続けている隣国の仕業で、こうなれば戦争しかないという側近の意見を跳ね除け 事を荒立てない為に様々な何事件を解決してきたという異世界からの勇者を呼び寄せ、 秘密裏に野球人形の再作成を依頼します。 それを受けた勇者は、お供のヤマダと共に、野球人形を作る為に必要な 心・技・体それぞれの球を集める為に王国中を駆け回ることになります。 大会開催まで、あと200日。 それまでに、勇者は野球人形を作ることができるのでしょうか? 道中、野球人形が盗まれたという噂が外に漏れたり、野球人形による代理試合などという 生ぬるい方法に頼らず、戦争で一気に帝国とかたをつけるべきだと主張する反体制勢力が体制転覆を虎視眈々と狙ったり 色々ありますが、それらは大体が主人公の及び知らぬところで進められていること。 そんなことは解らない勇者は、道中度々反体制勢力の一味の妨害を受けながらも 個性的な仲間達とともにドラゴンの住む山に登ったり、ピラミッドに潜ったり 魔王と交渉したりして心・技・体の球を手に入れ、野球人形を作成すると早速それを届けようとします。 かかった日数によってすんなり届けられたり反体制勢力が最後の妨害を仕掛けてきたりしますが、 結局は無事に野球人形は届けられ、試合は無事に行われました。めでたしめでたし。 ちなみに、日数オーバーすると国王は蜂起した反体制勢力によって拘束され、 その後は反体制勢力の思うがままの展開となります。 *異世界から召喚された勇者=日の出島で呪い解くのに失敗して消された主人公